もちろんそれは、スタッフプレーヤーも同様です。深堀圭一郎プロが、開会式での挨拶で、このイベントに対する思いを明かしました。
「ツアーが終わってまだ間もないですが、ここにいる選手たちはみんな、このキャロウェイカップに向けて、今日1日みなさんと楽しく良い会にするという気持ちで来ています。雨のなかでもゴルフを楽しんで、良い1日にできたらと思いますので、みなさんよろしくお願いします」

開会式のあとは、参加者のみなさんが組ごとに分かれてプロと記念撮影をし、いよいよラウンド(ショットガン方式)がスタートです。形式は1組ずつのチーム戦で、全員がティーショットを打ち、そこからベストボールを選んで、また全員が打つという流れをホールアウトまで続けるスタイル。しかもそこに、藤田光里プロ、河本結プロ、田中瑞希プロ、西村優菜プロが入れ替わり立ち替わりで一緒にプレーをしてくれ、プロが打ったボールをベストボールとして選択することもできるというルールです。1人のプロにつき2ホールずつと、やや短い交流ではありましたが、一緒にパッティングのラインを読んだり、ナイスプレーのあとにグータッチをしたりなど和気あいあいの雰囲気で、みなさん、プロとの貴重な時間を存分に楽しまれている様子でした。

また、1番ホールと10番ホールのティーイングエリアでは、河本力プロと杉原大河プロがお出迎えです。ツアーでも屈指のビッグドライブを1組ごとに放ってくれて、そのボールもベストボールとして選ぶことができます。2人が打つたびに、大歓声がクラブハウスにまで大きく聞こえてきていました。何より強烈だったのは、2022年のJGTOでドライビングディスタンス1位となった河本力プロの飛びです。担当した1番ホールは354ヤード、パー4ですが、やや打ち上げで低い気温にもかかわらず、グリーンエッジまで届いたボールも、何度かありました。まさに、豪打が爆発です。

プロとの触れ合いは、まだ続きます。3つのパー3では深堀プロ(16番)、石川遼プロ(4番)、上田桃子プロ(7番)がスタンバイしていて、それぞれにトッププロならではの見事なティーショットを披露してくれました。糸を引くような球筋や乾いたインパクト音、そしてピンに重なっていく弾道。それをトーナメントのギャラリーよりも近い、ティーイングエリアのなかで間近に見られるのですから堪りません。みなさん、感心しきりでした。

さらに、残る1つのパー3である12番もスペシャルな設定となっていました。トラヴィスマシューホールと名づけられて、ティーマークにはヤシの木、ティーイングエリアの横にはトラヴィスマシューのカラーリングが施されたクラシックなバンを設置。それぞれの組でもっともピンに近いショットを放った方には、バンのなかに並べられたキャップやシャツなどのトラヴィスマシュー製品から、好みのものがプレゼントされるといううれしいものでした。ちなみに、今回の参加者のみなさんを眺めていると、キャロウェイアパレルだけでなく、トラヴィスマシューのウェアを着用されている方もとても多い印象でした。

時計の針が正午を回るころには、コースのあちこちから聞こえる声が一段と大きく元気になっていきました。雨がようやく上がりはじめたことに加え、どんどんバーディーが出ていることも要因だったのかもしれません。ところどころで聞こえてくるのは、6アンダーや7アンダーといったハイスコア。ベストボールという方式や、プロのショットを使えるルールもさることながら、みなさんのゴルフのレベルもかなり高かったようです。

14時を過ぎると、プレーを終えた参加者のみなさんが、続々とにこやかな表情でクラブハウスへと戻ってきはじめましたが、ここでもさらにイベントが用意されていました。クラブハウス前の練習グリーンには、1辺が50㎝ほどの正方形を9つ組み合わせた的が紐で描かれ、5~6mほどの距離からのパッティングによるビンゴ大会がスタート!

コースから上がってきた河本力プロ、杉原プロ、河本結プロ、西村プロも、アマチュアのみなさんに混ざってチャレンジしてくれました。プロの距離感の凄さをまざまざと見せつけていたのが、河本結プロ。あえて左用のオデッセイパターを使ってビンゴを達成し、喝采を浴びていました。

最後は、レストランで表彰式です。何より盛り上がったのが、多くの順位に用意された各賞品の発表時でした。オデッセイパターやキャロウェイ オンラインストアで使用できる7万円、10万円のクーポンなど豪華賞品がズラリ! キャロウェイカップだからこその大盤振る舞いです。なお、優勝チームのスコアは15アンダー。しかも、このスコアはほかのチームもマークしており、カウントバックで優勝が決まったという、本当にハイレベルな戦い(2位が15アンダーで、3位は13アンダー)でした。
日が暮れてすっかり暗くなったなか、参加者のみなさんは大満足のご様子でコースを後にされたわけですが、スタッフプレーヤーにとってもこの1日は、 2023 年への思いを新たにする良いリフレッシュの機会になったようです。表彰式の前に行われたみなさんの挨拶のなかから、代表して石川プロの言葉をご紹介しておきましょう。

「このキャロウェイカップは、上から下までこだわりのコーディネートであったり、こだわりのクラブであったり、そういったところが非常に濃い、キャロウェイ愛が強いみなさんの会ということで、もう全員が幸せになれる会だと思っています。本当にキャロウェイの契約選手として、この場に立てることを幸せに思いますし、みなさんに感謝しています。僕自身もっと高みを目指し、成長した姿で、来年もみなさんと再会できるようにがんばりたいと思いますし、スタッフプレーヤーみんなでキャロウェイを盛り上げていけるようにがんばっていきたいと思います。また来年も、よろしくお願いします」

キャロウェイならびに、キャロウェイ・スタッフプレーヤーにとって、2023年はどんな1年となることでしょうか。さらなる躍進、活躍が楽しみなところです。キャロウェイカップの開催も含めて、ぜひ、ご期待ください。