「ぜひ、クラブチョイスに役立てていただければ」ということで、キャロウェイの吉野剛史フィッターが、新製品を組み合わせた3種類のオススメセッティングを教えてくれました。ここ最近のフィッティングで得られたデータ、傾向なども考慮に入れたものなので、きっと参考になるのではないでしょうか。
【 ALL GOLFER 】 EPIC SPEEDドライバーから始まるセッティング
● EPIC SPEEDドライバー
● EPIC SPEEDフェアウェイウッド W#3、W#5
● APEXユーティリティ 4H
● APEXアイアン I#5~PW
● JAWSウェッジ 48度、52度、56度

「幅広い層の方に使っていただける組み合わせだと思います。競技ゴルフでスコアを出したいという人もOKですし、ワンランク、レベルをアップさせたいということでチャレンジしていただいても、決して難し過ぎて使えないということにはなりません。それこそヘッドスピードは、40m/s前後から、かなり速い方まで大丈夫です。シャフトを調整すれば、ヘッドスピードに上限はないのではないでしょうか。EPIC SPEEDドライバーは、フィッティングでデータを取っていても、ボールのつかまりやスピン量などが、まさに中間の位置づけのモデルであることを感じます」

左下から/APEXアイアン、JAWSウェッジ
フェアウェイウッドも、もちろんEPIC SPEEDがオススメだそうです。
「つかまり具合などがEPIC SPEEDドライバーと同じようにつくられているので、流れとして適していると言えます。もしここに、EPIC MAXフェアウェイウッドを入れると、やはりヘッドの大きさが気になってくるのではないでしょうか。EPIC SPEEDフェアウェイウッドはすっきりした形状なので、ドライバーの流れからも合わせやすいです」
ユーティリティには、APEXユーティリティが選ばれていますが、すっきりとした形状ということであれば、APEX PROユーティリティを選ぶ手もあるのではないでしょうか。
「広範囲の方がターゲットという点から考えても、やはりAPEXユーティリティを推奨したいですね。ユーティリティはある程度、グリーンやピンを狙っていくクラブでもあります。やさしさや上がりやすさはAPEXユーティリティのほうが上ですし、より実戦向きかなと思います」

ウェッジは48度からとなっていますが、これにはAPEXアイアンのPWが関係しています。
「最近のストロングロフト化で、APEXアイアンのPWのロフトは43度となっていますので、ここでは、ロフト差を均等に近づけるべく、JAWSウェッジの48度、52度、56度を挙げています。ただ、このセッティングを選ばれる人は、すでに単品ウェッジを買われて、自分なりの距離が決まっているケースが大半だと思います。ご自分の基準で、ロフトを選ぶのがいいのではないでしょうか。たとえば、52度の下に58度や60度を入れている方もいらっしゃると思いますが、そこは変えないほうがベターかと思います。距離感をもう一度つくり直すのは大変ですから」
JAWSウェッジではなく、JAWS FORGEDウェッジという選択もOKと、吉野フィッターは言います。
「APEXアイアンとJAWSウェッジのオフセットの感じが近いので、オススメです。ただウェッジなので、多くの人が充分にボールをつかまえられるでしょうし、好みの顔つきや使い慣れた形状というのもあると思います。JAWS FORGEDウェッジが、よりしっくりくるということであれば、選んでもまったく問題ありません」
【 AVERAGE GOLFER 】 EPIC MAXドライバーから始まるセッティング
● EPIC MAXドライバー
● EPIC MAXフェアウェイウッド W#3、W#5、W#7
● APEXユーティリティ 4H
● APEX DCBアイアン I#5~PW
● MACK DADDY CBウェッジ 50度、56度

「このドライバーは、つかまりやすさや、やさしさを最大限に与えてくれるモデルということで、その他のフェアウェイウッドやアイアンなどもすべて、やさしいタイプを並べています。ボールが上がりにくい人や、スライスに悩んでいる人に、ぜひ使っていただきたいセッティングです。100切りを目指している人にもオススメですし、とてもやさしいモデルばかりですから、ビギナーの方であっても充分にいけると思います」

左下から/APEX DCBアイアン、MACK DADDY CBウェッジ
フェアウェイウッドを3本にしているのも、やさしさを考慮したからだそうです。 「ユーティリティよりも、フェアウェイウッドのほうがボールを上げる力が大きいので、フェアウェイウッド重視のセッティングにしました。もちろん、フェアウェイウッドに苦手意識を持たれている方もいらっしゃると思いますが、その点、EPIC MAXフェアウェイウッドは、地面からボールを簡単に拾ってくれる設計です。EPIC MAXフェアウェイウッドなら、3番ウッドでも4番ウッドなみの上がりやすさや、つかまりの良さを感じていただけると思いますので、ぜひ試してみてほしいですね」

ここで気になるのは、ユーティリティの21度というロフトです。7番ウッドのロフトも21度で、APEX DCBアイアンの5番は23度と、あまり違いがないのは大丈夫なのでしょうか。
「APEXユーティリティにはアジャスタブルホーゼルがあり、ロフトを-1度から+2度まで変えることができます。クラブ長さが違っていて、長いほうが飛ぶ傾向がありますので、そこにロフトの微調整を加えることにより、きちんと飛距離の階段をつくっていくことができると思います」
このセッティングでは、ウェッジ選びも重要なポイントです。
「APEX DCBアイアンのPWも、ロフト43度とややストロングですので、ここでは50度と56度のMACK DADDY CBウェッジを入れました。ただ、これもあくまでロフト差を考えた選択です。たとえば、52度でぴったり100ヤードとか、自分なりの基準がある方は、それをベースにしてロフトを考えていっていいと思います。MACK DADDY CBウェッジも、46度から60度まで、2度刻みで豊富にラインアップしていますから、最適な組み合わせが実現できるはずです」
【 BETTER GOLFER 】 EPIC MAX LSドライバーから始まるセッティング
● EPIC MAX LSドライバー
● EPIC SPEEDフェアウェイウッド W#3、W#5
● APEX PROユーティリティ 3H、4H
● APEX PROアイアン I#5~PW
● JAWS FORGEDウェッジ 52度、58度

「このドライバーは、名前のとおり、スピンの少ないドライバーで、左へのつかまり過ぎも抑えた、操作性のあるモデルです。ただし、これまでのSub Zeroのモデルよりは、つかまりが少し良くなっています。適度なやさしさもある、いいこと取りのドライバーと言えます。フェアウェイウッド以下のクラブには、操作性の良さや、つかまり過ぎない特性、顔つきなどの流れを考えて、EPIC SPEEDフェアウェイウッド、APEX PROユーティリティ、APEX PROアイアン、そしてJAWS FORGEDウェッジを選びました」

左下から/APEX PROアイアン、JAWS FORGEDウェッジ
並んだモデル名からわかるように、基本的には、ある程度スキルが高めの人やヘッドスピードの速い人に向けたセッティングということになりますが、吉野フィッターは、「先入観をあまり持たずに試打してみてほしい」と言います。 「『ヘッドスピードがすごく速いわけではない』とか、『技術的に足りないかも』といったことだけで敬遠しないでいただけたらと思います。ちょっと球の高さを抑えたいと思っている方に、EPIC MAX LSドライバーの効果が出たりするなど、意外に結果が良くなる場合も多いですから。たとえばアイアンも、見た目はシャープですが、実際に打ってみると、中空構造+タングステンの効果をすごく感じますし、寛容性があります。前作よりやさしいです。ドライバーのように、フェースのどこで打っても初速が出る手応えがあり、数ミリのズレをカバーしてくれる感じがあります」

なお、このセッティング例ではフェアウェイウッドとユーティリティを2本ずつ入れていますが、吉野フィッターによれば、「このあたりは注意が必要」とのことです。
「ミート率の関係もあるのでしょうが、APEX PROユーティリティがけっこう飛ぶという方も多くて、その結果、5番ウッドと距離がかなり近づいたり、重なったりするケースもあります。その場合は、5番ウッドを抜いたり、ユーティリティを1本にしたりすることも考えたほうが良いかもしれません。フィッティングなどで実際の距離を測りながら選ぶことをオススメします。最近はウェッジを3本入れる方も増えてきていますので、抜いた1本はウェッジで足すと良いと思います」
いかがだったでしょうか。もちろんこれらは、あくまでも例であり、より自分に合ったセッティングを見つけたいということであれば、キャロウェイのフィッティングを受けるのがベストな方法です。以下のアドレスをクリックして、フィッティングの詳細をチェックしてみてください。
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■ EPICドライバーシリーズ
「EPIC SPEEDドライバー」 「EPIC MAXドライバー」 「EPIC MAX LSドライバー」
■ EPICフェアウェイウッドシリーズ
「EPIC SPEEDフェアウェイウッド」 「EPIC MAXフェアウェイウッド」
■ APEXユーティリティシリーズ
「APEXユーティリティ」 「APEX PROユーティリティ」
■ APEXアイアンシリーズ
「APEXアイアン」 「APEX DCBアイアン」 「APEX PROアイアン」
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■ 新しいEPICシリーズ(ドライバー)を打ってみた!
■ 新しいEPICシリーズ(FW)&APEXシリーズ(UT)を打ってみた!
■ 新しいAPEXシリーズ(アイアン)を打ってみた!