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フェース面全体に入れられたフルスコアラインとハイトウデザイン 「JAWS FULL TOEウェッジ」を打ってみた! | キャロウェイゴルフ公式サイト

フェース面全体に入れられたフルスコアラインとハイトウデザイン 「JAWS FULL TOEウェッジ」を打ってみた!

2021.12.21 招待する

まずは、「JAWS FULL TOEウェッジ」の概要をざっと振り返っておきましょう。一般的なウェッジと大きく異なるのは、ヘッド形状と溝の入れ方です。ヘッド形状では、トウ側が高くなったハイトウデザインが採用されており、溝もフェース面全体に入れられたフルスコアラインとなっています。

 
左/JAWS FULL TOEウェッジ、右/一般的なウェッジ


またバックフェースにも、従来のウェッジとの違いをすぐに見つけることができます。ヒール側には、三角形の凹んだ部分があり、逆にトウ側には、ひし形のような形をした、厚みの大きい部分がつくられています。さらに、バンス裏の4つのポートも、ヒールからトウに向かって徐々に深さが浅いものにされています。ヘッドのトウ側、とくにその上部に重さを持ってきている設計です。

フルスコアライン化されたグルーブ1本1本の間にも、工夫がなされています。JAWSウェッジ同様に凸状のマイクロフィーチャーが採用されていますが、その角度は溝と平行ではなく、斜めに入れられています。フェースを開いたときに、ターゲットに対して直角に近い状態となるため、よりスピンが入りやすいということです。

「JAWS FULL TOEウェッジ」のこれらの特徴のなかでも、筆者が試打の際にもっとも効果を感じたのが、ヘッド形状とフルスコアライン化です。ハイトウデザインのおかげで、構えたときにヘッドが大きく見えることに加え、長くなった溝も視覚的にヘッドを大きく感じさせます。

しかも、大きく見えるだけでなく、通常のセットアップをしたときでも、なぜか表示以上にロフトが寝ているように見えました。これはやはり、ハイトウデザインのおかげなのでしょう。リーディングエッジはターゲットに対してスクエアながら、トウ側上部が大きいことにより、フェースを開いたときの状態のようにも見えるからではないかと、個人的には思いました。

開かなくても、より寝ているように見えるということは、「ボールが簡単に上がりそう」と思わせてもくれます。そのため、アプローチでボールを上げたいときなどに変に細工をする気が起きにくいようにも感じました。しかも、実際にフェースがスクエアな状態から打っても、ボールが楽々と上がってくれます。バンカー越えのようなプレッシャーのかかる場面でも気持ちが乱されず、成功率も高まるのではないでしょうか。

もちろん、フェースを少し開いてアプローチショットをすれば、さらにボールが上がり、ロブショットのような弾道を、じつに簡単に実現してくれます。フルスコアライン化のおかげで、開いて構えても、通常のウェッジのようにトウ・ヒール方向の溝の範囲が狭く見える、言い換えれば、ボールの通り道が狭く見えてしまうこともありません。「ちゃんとヒットできないのでは?」「ネックに当たりそう」といったネガティブな感覚にもなりにくいように感じました。フェースを開いて打つバンカーショットなどでも、不安なく構えることができ、ミスが減るのではないでしょうか。

フェースを開いたときに、より簡単にボールが上がるのには、先述したバックフェース、ポートのデザインも大きいのでしょう。ウェッジはロフトが寝ているため、フェース上の打点位置は比較的高くなります。フェースを開いてロフトを寝かせれば、その位置はさらに高くなることになり、しかもトウ寄りになります。「JAWS FULL TOEウェッジ」は、トウ側の重さにより、フェースを開いて打つのに最適な重心位置となっています。本当なら、マイクロフィーチャーの効果も含めて、スピン性能についてもお伝えしたかったのですが、試打した場所が練習場だったため、残念ながらはっきりとはわかりませんでした。しかし、高く上がるボールを簡単に実現できる部分だけでも、充分魅力的なのは間違いありません。

トウ側バックフェース部を厚く、ヒール側を薄くする事で、より最適な重心位置設計に


最後にフルショットについても触れておくと、弾道などに普通のウェッジとの大きな違いは感じませんでした。構えたときのヘッドの見え方が少し異なるため、やや違和感を覚える方もいらっしゃるかもしれませんが、それについても筆者はあまり気にならなかったですし、球数が増えていくにつれ意識から消えていきました。自然と慣れていく人のほうが多いのではないかと思います。

すでに購入された方も多いと思いますが、まだ実物を見ていないという方は、ぜひ、お店などで、「JAWS FULL TOEウェッジ」を手にしてみてください。ロフトラインアップは、54°、56°、58°、60°の4つ。バッグに1本入れるだけでも、アプローチの幅が大きく広がりそうです。

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