まずは、キャロウェイのクラブ担当スタッフによるテクノロジー解説からイベントはスタート。キャロウェイのクラブを愛用されている方や、このサイトをご覧の方は、もう充分にご承知かもしれませんが、ROGUE STシリーズのフェアウェイウッドにおける大きな要素は、3つあります。2本の柱から、2つのコウモリの羽のような形状に進化した、新しいJAILBREAK ST。飛びの3要素であるボールスピード、打ち出し角、スピン量が適正になるようにAIが設計したFLASHフェースSS22。そして、ソールの前方に搭載されたタングステン・スピードカートリッジです。

ちなみに、アメリカにおいてJAILBREAK STは、その形状から「バットウイング(コウモリの翼)」と呼ばれているのだそうです。また、上記のようなテクノロジーにより、ROGUE STシリーズのフェアウェイウッドは高い性能を持っているわけですが、日本のツアーでも大変な人気とのこと。5月中旬の男子ツアー、「アジアパシフィックオープンゴルフチャンピオンシップ ダイヤモンドカップゴルフ」においては、じつに約30名のプロがROGUE STシリーズのフェアウェイウッドをバッグに入れており※、女子においても大人気になっているとの説明がありました。
※ダレルサーベイ調べ
その話を受ける形で、続いてはいよいよ臼井プロの登場です。臼井プロは現在、ROGUE ST MAXフェアウェイウッドのW#5とW#7をバッグに入れて戦っていますが、フェアウェイウッドに求めているのは、「球の高さと、球が上がりながら前にも行ってくれて距離が出ること、そして、グリーンに止まる」というところだそうです。

「以前使用していたEPIC FLASHフェアウェイウッドもすごく良くて、高さも出ますし、グリーンでも止まってくれる感じだったんですが、ちょっとアゲインストの風が吹いたときに、少し距離をロスするところがあり、そこが改善できればいいなと思っていたんです。その点、ROGUE STシリーズのフェアウェイウッドは、本当にアゲインストの風でも強く飛んで前に行ってくれますし、グリーンでもしっかり止まってくれます」
実際に臼井プロが、マイクラブのW#5とW#7を打ってみせてくれると、次々と強い弾道でボールが飛んでいきました。顔の横につけたマイクが、「ちょっと慣れない感じで(笑)」と言いながらも、最長飛距離はW#5で203.7ヤード、W#7で185.6ヤードをマーク。ミート率もW#5では1.45以上、W#7でも1.40以上と、高い数値を記録しつづけていました。

臼井プロによれば、「今年の女子ツアーでは、距離が長くなった試合が増えています」とのことで、より、フェアウェイウッドの重要度が増していると明かします。
「いままでミドルホールでは、セカンドショットでアイアンしか使わなかったのですが、ウッドも持つようになってきているんです」
しかし、そんななかでも、愛用のROGUE ST MAXフェアウェイウッドに対しては、「本当に曲がりません。打感も音も、すごく好きです」と太鼓判。試合で、大きな武器となってくれている様子でした。

臼井プロに続いては、今回のイベントのMC、菅原大地さんのデモンストレーションです。菅原さんは、テレビやYouTubeをはじめ、さまざまなメディアでも大人気のティーチングプロ。「私なんかが打たせていただいていいのでしょうか」と恐縮しながらも、4つのモデルを順番に試打していきました。

まずは、スタンダードモデルのROGUE ST MAXフェアウェイウッドのW#5から。性能をわかりやすく伝えるためか、スイングの出力をアマチュアゴルファー並みにやや落とした雰囲気ではありましたが、ナチュラルなドローボールで最長飛距離は214.0ヤード、ベストのミート率は1.48を記録です。
「意識しなくても、やさしくドローボールが打てる感じがします。また、少々ダフっても、ちゃんと飛んでいます」
間を置かずに、今度はROGUE ST MAX DフェアウェイウッドのW#5です。ヘッドがやや大きめで、フェースアングルも少しつかまる方向になっていることもあり、菅原さんの構えたときの印象も、「スライスで悩んでいる方が多いなか、より安心して構えられるモデルですね」とのこと。打ってみると、こちらもドローボールが連発で、最長飛距離は213.8ヤードとなりましたが、菅原さんが何より驚いていたのがミート率でした。ROGUE ST MAXフェアウェイウッドの1.48に続き、最高記録は1.49。
「1.49といったら、もう高反発といってもおかしくないくらい、すごくボールスピードが速いということです。なかなか見ないですよね。プロゴルファーみたいな数字です。それに、けっこうフェースの下側に当たったかなというときでも、感触よりはボールが上がってくれていますね」

3つ目は、ROGUE ST MAX Dフェアウェイウッドをベースに軽量化が図られているROGUE ST MAX FASTフェアウェイウッドのW#5です。構えた瞬間、菅原さんはデザインの違いに目が行ったようでした。
「シルバーの明るい色になっていて、色味でちょっと軽量感が出るという感じですね。実際、少し軽くて、非力な方でも振りやすい重量帯です」
菅原さんは、ターゲットゴルファーに合わせて、さらにスイングの出力を落とし、一振り。それでも飛距離は、ほぼ190ヤードの189.8ヤードで、ミート率はまたまた1.49でした。
「これも、すごく高いミート率です。ボールも上がりやすいですね。とてもやさしく打てるフェアウェイウッドです。構えたときに、自分で上げにいかなくてもいいという印象もあって、打っていてすごく安心感がありますね。クラブが仕事をしてくれるといいますか」

ROGUE ST MAX FASTフェアウェイウッド
最後はロースピンモデルのROGUE ST LSフェアウェイウッドのW#5です。小ぶりなヘッドで、菅原さんも自分に合っているモデルと感じたのか、スイングスピードを普段に近いところまで上げたようでした。1球目から飛距離は232.6ヤード、ミート率も1.49です。
「私もヘッドスピードはあるほうなんですが、こういった顔は、左に行きづらい印象で、すごく安心感があり、叩けるヘッドになりますね」
1球目もそうでしたが、2球目でも、横で見ていた臼井プロから、「おーっ、すごい」という声が上がっていました。飛距離は226.9ヤードだったものの、ミート率は再びの1.49。これには菅原さんも、本当にびっくりした様子で、口から思わずこんな言葉も飛び出しました。
「もう1.49しか出ないですね。ルールは大丈夫なんですか? これだけボールスピードが上がっても。なんか飛びすぎている感じがします(笑)」

もちろん、ROGUE STシリーズをはじめ、キャロウェイの製品はすべてルール適応です。菅原さん、安心してください。
これにてデモンストレーションは終了となりましたが、この後にメディアのみなさんの試打時間が用意されていたので、キャロウェイニュース取材班のカメラマンも初めてROGUE STシリーズのフェアウェイウッドを試してみました。普段は右に行くボールが多い、典型的なスライサーですが、ROGUE STシリーズでは、とくにROGUE ST MAXフェアウェイウッドとROGUE ST MAX FASTフェアウェイウッドで、見事なドロー系のハイボールに。
「普段はもっと、良いボールが出る確率が低いのに、安定して飛んでくれる!」
喜んだ顔が、すべてを物語っていました。
同様に、ROGUE STシリーズのフェアウェイウッドをまだ打ったことがないという方は、ぜひとも試打会や店頭などでお試しください。誰でも、4モデルのなかからピッタリと合うものが、きっと見つかるのではないでしょうか。ロングホールやティーショットに気を遣うホールなどで、とても頼もしい存在となってくれるはずです。
<ROGUE STシリーズ フェアウェイウッド製品情報はコチラ>
● ROGUE ST MAXフェアウェイウッド
● ROGUE ST MAX Dフェアウェイウッド
● ROGUE ST LSフェアウェイウッド
● ROGUE ST MAX FASTフェアウェイウッド