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ザンダー・シャウフェレが来日! 日本のキャロウェイ本社訪問やトークイベントに密着してみた | キャロウェイゴルフ公式サイト

ザンダー・シャウフェレが来日! 日本のキャロウェイ本社訪問やトークイベントに密着してみた

2023.10.27 招待する
ZOZOチャンピオンシップの閉幕から2日後の10月24日、キャロウェイ・スタッフプレーヤーのザンダー・シャウフェレ選手が、東京・神宮前のキャロウェイ/トラヴィスマシュー青山店においてトークイベントを行いました。限られた人数のファンの方とゴルフメディアを招いてのイベントでしたが、とても温かな雰囲気に包まれた約1時間となりました。今回は、その模様をレポートいたします。

午後0時30分過ぎ、シャウフェレ選手はイベントへと向かう前に、まず日本のキャロウェイゴルフ本社を訪問しました。ZOZOチャンピオンシップの疲れもまだあるはずですが、父親のステファンさんらと到着したシャウフェレ選手は、テレビ中継などでも見られる、にこやかな表情でした。さっそくカメラマンが本社前での撮影をお願いしたのですが、それにも快く応えてくれました。

キャロウェイのツアー担当者によると、シャウフェレ選手は本当に温和な性格とのことで、アテンドしていても、「まったく手のかからない人」なのだそうです。

「毎年のZOZOチャンピオンシップでもそうですし、2年前の霞ヶ関カンツリー倶楽部での試合でもそうでしたが、一緒に付いていても何かをリクエストされるといったことがまったくないんです。いつも穏やか感じですね」(ツアー担当者)

社内に入ると、アレックス・ボーズマン社長らがお出迎えです。ボーズマン社長からは、奥様のマヤさんへの着物の帯など、ご一家のみなさんへのプレゼントが渡され、その後もご家族の話などで盛り上がっていました。ちなみにマヤさんの母親は、日本の方です。

白金台で30分ほどを過ごした後、タクシーでキャロウェイ/トラヴィスマシュー青山店へ移動。到着してからほとんど間を置かず、トークイベントがスタートです。ここでもすぐに、シャウフェレ選手のジェントルマンな人柄が表れました。最初に司会者から、「日本に到着してからは1週間ちょっとですね」と話を振られると、シャウフェレ選手は、「そうですね」と日本語で返答。この一言で、会場の雰囲気は一気に和やかなものとなりました。

その後は、多くの質問がシャウフェレ選手に投げかけられました。いくつか抜粋してご紹介しましょう。まずは、「今回日本に来て、どこかに行きましたか?」というものです。

「今回の短い滞在では、とくにどこかに行ったというのはありませんが、以前、何回か日本に来たなかでは、山梨に行ったこともありますし、埼玉、あとは試合で宮崎に行きました。まだまだ日本のなかで行きたいところがたくさんありますね。今後、そういう機会も考えたいです。時間があれば、大阪には行ったことがないので行きたいですし、北のほうでは北海道、あとは京都もいいなと思います。お寺とか神社にも行ってみたいですね」

好きな日本食についての質問では、さまざまなメニューが日本語でスラスラと並びました。 「たくさんあります。日本に来ると、朝はいわゆる朝定食のような感じで納豆や生卵、焼き魚とかを堪能していますし、お昼は天ぷらや鍋焼きうどん、うなぎ。夜になるとお刺身、お寿司、たこ焼き、焼肉。とにかく、いろいろたくさん食べたいと思いますね」

戦い終えたばかりのZOZOチャンピオンシップでは、38位タイ。望んでいるような結果ではありませんでしたが、日本のファンの声援がとても大きな力になっていたようです。

「初日、2日目はいいスタートが切れたんですが、なぜか天気が良くなるにつれて、自分のプレーが良くならなかったのは残念でした。でも、毎回多くの日本のファンの前でプレーするのは、非常に楽しみですし、今回は不甲斐ないパフォーマンスでしたけど、最後までみなさんが応援してくれたので、とてもうれしかったです。引きつづき、来年以降も頑張っていきたいですね」

なお、先述のツアー担当者が父親のステファンさんに聞いたところによると、9月終わりから10月初めにかけてイタリアで行われたライダーカップの後、ヨーロッパからクラブがなかなか届かず、また少し体調も崩していたため、シャウフェレ選手は練習が全然できないまま日本にやって来たとのこと。その状況にしては、良い感じでプレーできていたのではないかとも話されていたそうです。

もちろん、キャロウェイのイベントということで、現在使用しているクラブのお気に入りポイントを尋ねる質問もありました。ここでは、PARADYM ◆◆◆ドライバーとPARADYM ◆◆◆ツアーフェアウェイウッド(W#3HL。ロフト16.5度)についてのコメントを記しておきましょう。

「ドライバーはロフト10.5度のヘッドで、スリーブはN・Sの設定です。フェース面に、アライメントのための白いラインを自分で描いています。何よりこのドライバーでもっとも気に入っているのは音です。複合素材のヘッド構造なのに、金属的なハイピッチなサウンドが出るというところが好きですね。また、そんなにするわけではないですが、ミスヒットしたときのやさしさも、気に入っているポイントです」



「フェアウェイウッドは、ロフトとしては4W的なものです。このフェアウェイウッドは、ジェイルブレイクテクノロジーによって飛距離性能が抜群で、前に飛んでくれるということでロフトを寝かせています。距離は、260~270ヤードを打っていきます。また、ティーショットでも使えますし、抜け感も良く、いろんな場面で活躍してくれる万能性があるクラブという部分でも気に入っています」

シャウフェレ選手は、現在使用している「APEX TCBアイアン」もとても好みのモデルだそうですが、発売されて間もない「APEX CBアイアン」も少し試して好感触だったとのことです。

「バックウェイトがある部分は、いま使用している『APEX TCBアイアン』から踏襲されていて、これは非常に自分好みになっていると言えます。バックウェイトを調整することによって、重心を低くしたり、打感を調整したり、いくらでも思いどおりのアイアンにセッティングすることができるんです。また、『APEX CBアイアン』は、打感がとても柔らかくてフィーリングが良かったです。テストした感じは、上々でしたね」

シャウフェレ選手がキャロウェイ・スタッフプレーヤーとなったのは2018年からで、今年で6年目。ということで、これまで使ってきたなかで、もっとも好きなキャロウェイのモデルについても、イベント終了後に尋ねてみました。どうやら、1つには絞り切れないようでした。

「ドライバーでは、MAVRIK Sub Zero ◆◆◆ドライバーがスタッツ的にとても良かったから印象に残っていますし、いま使っているCHROME SOFT Xボールやパターも最高です。気に入ったモデルが、どんどん増えていっている感じですね」

質問タイムがひととおり終了すると、イベントもお開きかと思われましたが、そうではありませんでした。この翌日の10月25日は、シャウフェレ選手の30歳の誕生日。シャウフェレ選手の前にはバースデーケーキが運び込まれ、さらにボーズマン社長(下画像/右)がここでもスペシャルなプレゼントを用意していました。シャウフェレ選手のドライバーショットのイラストが描かれた和凧です。「ハッピーバースデートゥユー」が流れるなか、会場にはこの日いちばんの拍手が鳴り響きました。

感激した様子のシャウフェレ選手からは、30代への抱負も交えて、感謝の言葉が語られました。

「みなさん祝っていただいてありがとうございます。30歳ということで個人的には年をとったなと思います。明日、誕生日ですけど、可能な限り20代をエンジョイしたいですね(笑)。30代は、いわゆるプライムタイムです。まだまだ成し遂げられていないことがあるので、それを果たしたいですし、頑張りたいと思います。ここ日本は、アメリカからは非常に遠い場所ですが、本当にホームだと感じられるくらい、みなさんに温かく応援してもらっているのでいつも感謝しています。あらためて今日は、本当にありがとうございました」

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成し遂げられていないことには、もちろんメジャー優勝や、今年2位(3度目)となったフェデックスカップでの王者獲得なども含まれているのでしょう。来る2024年シーズン、より脂の乗る年代に入り、シャウフェレ選手がどんなプレーを見せてくれることでしょうか。ぜひ、ご期待ください。

<ザンダー・シャウフェレのセッティング>
● PARADYM ◆◆◆ドライバー(10.5°)
● PARADYM ◆◆◆フェアウェイウッド(W#3HL)
● APEX UW(21°)
● APEX TCBアイアン(I#4-9、PW)
● JAWS RAWウェッジ(52°)
● ODYSSEY TOULON LAS VEGASパター
● CHROME SOFT Xボール