Your browser does not support JavaScript!

アプローチショットが得意になる!?安心とやさしさがつまった「CBウェッジ」 | キャロウェイゴルフ公式サイト

アプローチショットが得意になる!?安心とやさしさがつまった「CBウェッジ」

2023.07.19 招待する
新しいBIG BERTHAシリーズと同時に、やさしさを徹底的に追求した「CBウェッジ」も発売となりました。2020年に登場したMACK DADDY CBウェッジの後継と言える位置づけで、名前のCBという文字からもわかるように、キャビティバック形状を採用。テクノロジーも満載されています。果たして、どんな性能、特徴のモデルに仕上がっているのでしょうか。今回もいち早く、試打を行ってみました。

テストしてくれたのは、BIG BERTHAのドライバー、アイアンに引きつづき、ゴルフを本格的に始めて約1年という角田さんです。「CBウェッジ」を手渡された角田さんが、まず言及したのが、ヘッドの大きさです。

「普段使っているウェッジよりも、ヘッドが大きく見えます。安心感がすごいですね」(角田さん)

テスターの角田さん

マイクラブを持参してもらっていないため、直接見比べたわけではありませんが、それでもすぐその違いに気づくくらいですから、「CBウェッジ」のラージヘッドぶりはかなりのものです。ただし、大きいからといって違和感のある形状ということでもありません。リーディングエッジは完全なストレートではなく少し丸みがつけられており、オフセットも少々。フェースのヒール側にはやや高さがあり、懐を感じさせるフォルムです。JAWS FORGEDウェッジを、そのまま大きくしているような形状にも見えてきます。

「いつもは、ちゃんと当たらないことが多いです」という角田さんですが、さっそく、「CBウェッジ」でボールをポンポンと打っていくと、それに合わせて、乾いた心地良い打球音が響き渡ります。ほぼすべてがナイスショットのため、リズムが乱れることなく、一定の間隔で音が鳴っている感じです。

「とてもやさしいです。やっぱり大きい見た目のおかげで、どう打ってもボールに当たってくれそうなイメージを持つことができ、結果も良くなるんでしょうね。何も考えずに打っていける感じです」(角田さん)

フルショットからアプローチショットの振り幅に変えても、しっかりとフェースがボールを捉え、ほど良い高さで飛んでいきます。この試打だけを見れば、角田さんはアプローチが得意な人なのだろうと思えてきます。

「このウェッジは、溝がフェースの先まで入れられていますよね。おそらくですが、それも安心感を与えてくれているように感じます。先ほども言ったように、普段はちゃんと当たらないことが多いのですが、溝が、フェースの先のほうに当たってもいいんだと思わせてくれている気がします」(角田さん)

この溝については、キャロウェイゴルフ・プロダクトマネジメントの石野さんに解説していただきましょう。

キャロウェイゴルフ マーケティング ハードグッズアジアプロダクトマネジメント 石野翔太郎さん

「JAWSシリーズのウェッジでも使用されている37Vグルーブを、フルスコアライン(ロフト54~60度)で入れています。ウェッジでシャンクを怖がって、トウにボールが当たってしまうという方もいらっしゃると思いますが、多少、トウに当たってもしっかり食いついてスピンがかかり、大きなミスにならないようになっています」(石野さん)

たしかにスピンももちろんですが、角田さんが言うように、安心感を与えてくれるところも、フルスコアラインの利点なのかもしれません。さらに石野さんは、「CBウェッジ」のスピン性能に関して、別の要素についても説明を続けます。

「じつはフェースに、少し表面を粗くするブラスト処理も施しています。37Vグルーブとともに、『CBウェッジ』のスピン量アップに貢献しています」(石野さん)

室内での試打のため、グリーンに着弾したときの様子については、今後、ぜひコースで確認してみたいところですが、付け加えてもう1つ、実際の芝の上でチェックしたいと思わせたのが、「CBウェッジ」のソールの性能です。良いショットばかりと書きましたが、角田さんの打球のなかには、ボールよりも先に地面にヘッドが当たっている音がしたものも数球ありました。しかし、放物線はちゃんとヒットできたときと遜色のない雰囲気でした。それが、今回の芝ではない場所で打ったためなのか、それとも「CBウェッジ」のソールが利いていたからなのか……。

「滑りやすい地面ということもありますが、ソールの効果もかなり大きかったように見えましたよ」と、石野さんは指摘します。

「今回のものは、トライレベルソールと呼んでいるのですが、前側には、JAWS RAWウェッジのZグラインドから着想を得て面取りを入れており、中央部分を挟んで、ソールの後方部分も削り落としています。結果、3面の形状になっているんです。面取りは、ボールの手前にリーディングエッジが入ったときに、さらに地面に刺さっていくのを抑えるもので、後方の削りは、バンスが地面で跳ねてトップになることを防ぐもの。角田さんのショットでは、両方あったように見えましたが、トライレベルソールの性能がしっかり発揮されていました。とくにトップしそうな場面では、後方の削り落としのおかげで、リーディングエッジがグッとボールの下側に入っていたように見えました」(石野さん)

「CBウェッジ」では、打感の追求にも抜かりはありません。前作のMACK DADDY CBウェッジのヘッド素材は17-4ステンレススチールでしたが、「CBウェッジ」では、高強度ながら、より柔らかさもある431ステンレススチールを採用。さらに、単品ウェッジでは初めて、フェースの背面にウレタン・マイクロスフィアも搭載されています。筆者も何球か打たせてもらいましたが、打球音はやや高く、打感もさすがに軟鉄のウェッジほどではありませんが、それでもソフトさは充分に感じることができましたし、角田さんも、「自分のウェッジより、柔らかいように思います」と評していました。

最後に、ヘッドではなく手元側の工夫についても触れておかなければいけません。角田さんも筆者も撮影していたカメラマンも、全員気づいていませんでしたが、「CBウェッジ」ではグリップがひと味違っています。

「普通のウェッジよりも1インチくらい長くなっていて、しかも全体的に太さがあまり変わらないようにされています。みなさん、距離を飛ばしたくないときには短く持つと思いますが、通常なら直接シャフトを握ってしまうようなところまでグリップがあり、あまり細くもなっていませんから、フルショットのときと同じような感覚で、かなり短く握ることができるんです。このグリップのことをお話しすると、みなさん、初めて違いに気づいて、けっこうびっくりされますね。あるようでなかったスタイルということで、感心されます」(石野さん)

「CBウェッジ」は、ロフト48度から60度まで、2度刻みで7種類がラインアップされ、重量帯の異なる2種類のスチールシャフトが用意されています。ぜひ、お店でヘッドからグリップまで、いろいろとチェックしてみてください。