Features &
Benefits
既存のヘッドを融合させた新形状など、計4機種が仲間入り
今回、追加されたのは計4種類。「ONE WIDE T」は、Ai-ONE MILLED TRI-BEAMパターで登場したDOUBLE WIDE Tと同様の幅の広いブレード形状で、バックフランジのトウとヒールには、従来のブレードタイプにあったステップがなく、滑らかな曲線を描いたスタイルになっています。マレットの「ROSSIE V T」は、オデッセイの人気モデルであるROSSIEとV-LINEを融合させたヘッドで、オデッセイの長い歴史のなかでも初登場の形状となります。「JAILBIRD MINI T」は、Ai-ONEパターでも人気となっているJAILBIRD MINIの形状にAi-ONEチタン・インサートを搭載したもので、ヘッド上面のVERSAアライメントは、インサートのブロンズゴールドに似たカラーとネイビーの2色で構成されています。最後の4つめは、言わずと知れた2-BALL形状の「2-BALL T」で、2つのアライメント用ディスクはブロンズゴールドで縁取られています。
ミスヒットしても、ボールスピードの減少が少ない!
「Ai-ONE MILLEDパター」のもっとも注目すべき点は、先述したAi-ONEチタン・インサートです。パッティングにおいて問題となることの1つが、オフセンターヒットした際にボールスピードが落ちてしまうことで、打点がトウやヒールに1cmずれると、ボールスピードは約20%ダウンするというデータも存在します。10mのパットに置き換えれば、2mショートすることになります。この課題を解決するべく開発されたのがAi-ONEチタン・インサートで、打点が1cmずれても、ボールスピードの減少を約5%(10mで50cm)に抑えるようになっています。
ブロンズゴールドカラーの6-4チタン製インサート
Ai-ONEチタン・インサートは、名前にもあるとおり6-4チタンで製作されており、ブロンズゴールドカラーを纏っています。背面には、AIの設計による複雑な隆起が形成されており、この隆起の効果で、オフセンターヒットしてもボールスピードを大きく損なうことはありません。このインサートは、ステンレススチール製のボディに搭載されており、仕上げは濃紺のPVDとなっています。
ヘッド内外のウェイトで、高慣性モーメントを実現
「Ai-ONE MILLEDパター」では、ソール前方のトウ・ヒールにそれぞれ約10gずつのウェイトを装着しているだけでなく、ヘッド内部のトウ・ヒールにもそれぞれ最大約20gずつのタングステンを搭載しています。これらの処理により、「Ai-ONE MILLEDパター」の慣性モーメントは非常に高いものとなっており、安定したストロークを実現しやすくしています。
すべてスチールでつくられた「STROKE LAB 90シャフト」
「Ai-ONE MILLEDパター」では、新しくなったSTROKE LABシャフトが採用されています。従来のSTROKE LABシャフトはスチールとカーボンの複合シャフトでしたが、ツアープレーヤーからは、「やはり、スチールのシャフトがいい」という声が出ていた一方、「でも、STROKE LABシャフトの安定感も欲しい」というフィードバックがありました。これらの意見を受け、新しい「STROKE LAB 90シャフト」はすべてをスチールでつくりながら90g台の軽量さを実現しつつ、バット部を従来のSTROKE LABシャフトと同じ太さに設計。トルクを低減することで、ストローク中のシャフトの無駄な動きを抑制するようになっています。また手元側のシャフト内部には、カウンターウェイトも搭載。ヘッドの重さ、シャフトの軽さとのコンビネーションでパター全体の慣性モーメントを高くしているため、パター全体の慣性モーメントを高くしており、一貫性のある安定したストロークをもたらします。