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抜群の安心感!話題の「PARADYM SUPER HYBRID」を打ってみた! | キャロウェイゴルフ公式サイト

抜群の安心感!話題の「PARADYM SUPER HYBRID」を打ってみた!

2023.09.06 招待する
APEX PROシリーズだけにとどまらず、キャロウェイからもう1つ、ニュークラブが発売になります。2021年秋に登場したEPIC SUPER HYBRIDの後継モデルと言える、「PARADYM SUPER HYBRID」です。前作は、フェースのどこに当たってもドーンと飛んでいってくれるような、とても簡単な印象でしたが、「PARADYM SUPER HYBRID」はどんなクラブに仕上がっているでしょうか。さっそく、試打してみました。

まず、EPIC SUPER HYBRID と「PARADYM SUPER HYBRID」のロフト21度モデルを並べてみましたが、違いは歴然です。前作も「PARADYM SUPER HYBRID」同様に、ボディとフェースがチタン(クラウンはトライアクシャル・カーボン)でつくられているため、構えたときに非常に大きなヘッドだと感じた記憶がありましたが、「PARADYM SUPER HYBRID」と比較すると、小さいようにさえ見えてしまいます。

EPIC SUPER HYBRIDはユーティリティらしい形状に見え、一方の「PARADYM SUPER HYBRID」は、フェアウェイウッドのヘッドの前後長を少し縮めたような雰囲気です。さらに、PARADYMユーティリティも一緒に並べて比べてみたのですが、「PARADYM SUPER HYBRID」のあまりの大きさにびっくりしてしました。

ちなみにヘッド体積は、EPIC SUPER HYBRID のロフト21度モデル(4H)が147㎤に対して、「PARADYM SUPER HYBRID」の21度は144㎤と、じつは数字の上では小さくなっています。

そのため、「PARADYM SUPER HYBRID」は構えたときの見た目が大きくなった分、ヘッドの高さは全体にやや抑えられており、シャローになっているようです。このシャローさも、フェアウェイウッドに近いようなイメージを抱かせる要因なのでしょう。

加えてもう1つ、気づいたことを言えば、フェース面の見え方の違いです。ロフト角が同じで、しかもフェースの高さが低いにもかかわらず、「PARADYM SUPER HYBRID」のほうが構えたときにフェース面がしっかり見えるように感じました。理由はわかりませんが、とにかく安心感は抜群で、EPIC SUPER HYBRID以上にボールを楽に拾ってくれそうな雰囲気です。

筆者が実際に打ってみると、飛距離性能も充分以上でした。225~230ヤードほどの飛距離が安定して生み出され、最大飛距離は233ヤードを記録。また、EPIC SUPER HYBRIDと同様に、フェースのどこかに当たりさえすれば大きく飛んでいくという印象も変わりませんでした。

かなりのトウ、ヒールでヒットしたときも飛距離はそれほど落ちることなく、210ヤード前後を稼いでくれます。また、ボールが曲がったときも一定の幅に収めてくれるなど、AI設計のフェースの威力をあらためて感じます。

ただ、比較のためにEPIC SUPER HYBRIDも打ってみたところ、約2年前のモデルとはいえ、こちらもさすがの飛びでした。数値は、「PARADYM SUPER HYBRID」とそれほど遜色がありません。最大は同じく233ヤードで、平均的な飛距離も安定感も大きくは変わらない印象です。まさに、EPICブランドの面目躍如です。

では、「PARADYM SUPER HYBRID」のどこが進化しているのかといえば、ボールの上がりやすさ、弾道の高さではないでしょうか。EPIC SUPER HYBRIDが強めの弾道で大きく飛んでいくのに対し、「PARADYM SUPER HYBRID」は最初から高く上がって、放物線の最高到達点もEPIC SUPER HYBRIDより一段上という印象でした。タングステンウェイトとソールウェイトの重さが、EPIC SUPER HYBRIDより増えていることも関係しているのでしょう。

また、打感も明確に異なりました。EPIC SUPER HYBRIDはやや高めの金属音で弾く感じがある一方、「PARADYM SUPER HYBRID」はPARADYMシリーズのドライバーなどと同様に、擬音語にするならバシッ、ミシッという雰囲気で、よりボールをフェースで捉えている感覚があります。このあたりは、ゴルファーそれぞれの好みもあるでしょうが、どちらも同ブランドのドライバーなどと似ているフィーリングですから、PARADYMシリーズの打感が好きな人は、「PARADYM SUPER HYBRID」も好印象だと思います。

「PARADYM SUPER HYBRID」の全体的な印象としては、構えたときの見た目やボールの上がりやすさを考えると、EPIC SUPER HYBRIDから、とくにやさしさがアップしているという結論になります。立ち位置的には、フェアウェイウッドとアイアンの間につくられたユーティリティというよりも、フェアウェイウッドとユーティリティの中間という色が濃くなった感じで、まるでAPEX UWのコンセプトを引き継ぎながら、どんなレベルの人にも使えるようにしたバージョンのようでもあります。

ロフトは16度から27度まで5種類をラインアップしていますが、どれをバッグに入れても、ゴルフがとても楽になるのではないでしょうか。たとえばフェアウェイウッドが苦手で、これまでスプーンやクリークの代わりになるクラブがないことに困っていたという人には、16度や18度のモデルがピッタリのチョイスになるような気もしました。フェアウェイウッドよりはクラブ長さが短いですから、そのままではスプーンやクリークの距離が出ないかもしれませんが、全番手にアジャスタブルホーゼルが採用されているので、ロフトを立てるなどして距離の調整をすることもできます。また、一般的なユーティリティや、現在さまざまなロフトの設定が存在するアイアンとも、うまく組み合わせることが簡単なのは言うまでもありません。

発売は9月22日からで、試打クラブもすでに9月1日からお店に入荷しています。ぜひ、みなさんも「PARADYM SUPER HYBRID」の実力をいろいろとチェックしてみてください。

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