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ロングゲームのマネジメントが幅広くなる“超・戦略的ギア”「パラダイム Ai スモーク Ti 340 ミニ ドライバー」 | キャロウェイゴルフ公式サイト

ロングゲームのマネジメントが幅広くなる“超・戦略的ギア”「パラダイム Ai スモーク Ti 340 ミニ ドライバー」

2024.07.09 招待する
「パラダイム Ai スモーク」シリーズに、ドライバーよりもヘッドがコンパクトでクラブが短めの「パラダイム Ai スモーク Ti 340 ミニドライバー」がラインアップした。 いわゆる“ミニドラ”とはどういうクラブなのか、このニューモデルにはどんなアドバンテージがあるのか。クラブフィッターの鹿又芳典さんと小倉勇人さんに、それぞれの視点で解説してもらいました。

“ミニドラ”は1Wと3Wの間のレンジを攻められる
ドライバーに比べて、ヘッドが小ぶり(340cc)でクラブが短め(43.5インチ)の“ミニドラ”こと「パラダイム Ai スモーク Ti 340 ミニ ドライバー」。カーボンクラウンとチタンソールのヘッドで、ロフトは11.5度と13.5度の2タイプだ。
ミニドライバーこと“ミニドラ”とはそもそも、どういうクラブで、どんな人が使うといいのか、2人は持論を述べる。

鹿又 ボクの中で“ミニドラ”と呼ばれるクラブは、2Wまたは3Wのイメージです。なぜなら、いま世に出ている“ミニドラ”のスペック、弾道やスピンの入り方、飛距離がドライバーよりも3Wに寄っているから。「ドライバーの次に飛ぶクラブ」という位置づけで捉えています。
通常のドライバーには、大型ヘッドや長さによる利点がしっかりある、ということ。ドライバー→ミニドラ→3Wまたは5Wとセットすると、キレイな流れができるし、タテ距離のピッチが作りやすくなるでしょう。

小倉 ツアープロは基本的に、そういう“レイアップクラブ”として使ってますね。鹿又さんのご意見が王道だしド正論だと思います。

鹿又 ティショットでドライバーより20ヤード飛ばしたくないときってけっこうあります。今までの選択肢は3Wなどでしたが、3Wでティショットの練習をしているアマチュアは多くありません。
すると、ティショットで刻もうとしても、ヘッドが小さいと緊張しちゃうものです。この「パラダイム Ai スモーク Ti 340 ミニ ドライバー」はサイズ感があるし、1Wと3Wの間の距離が打ちやすくて、安心感しかありません。

スクエアにインパクトしやすくて、ミート率が上がる

小倉 今どきの大型ヘッドのドライバーで、右プッシュや引っかけなどが出て狙った方向へ球を打ち出せない人は、フェースローテーションのタイミングが合っていないケースが多いもの。そういうお客さんには、小さめのヘッドを試していただくことがあります。 それでも、クラブの長さにプレッシャーを感じる人は、ドライバーより短めでミートしやすくて、ヘッドが小ぶりで方向が出しやすい“ミニドラ”を勧めることも。「パラダイム Ai スモーク Ti 340 ミニ ドライバー」は、そういうクラブでもあると思います。

鹿又 違う意見も出て面白い(笑)。

小倉 小さいヘッドの利点は、振り抜きやすさやコントロールのしやすさだと思っています。とはいえ大型ヘッドに比べれば、ミスヒットに少し弱い部分は否めません。
そこで、小ぶりなヘッドの長所を最大限に生かすため、クラブが短めで当てやすい“ミニドラ”の設定にすることは、一般のアマチュアにとてもいいと考えています。

鹿又 実は、小倉さん自身が“ミニドラ”のユーザーですよね。自分の中では「ドライバー」って認識しているんですか?

小倉 はい、私の中では“ミニドラ”は「扱いやすいドライバー」という認識です。だからこそ “ミニドラ”をいろいろいじって、ドライバーとして使っています。私は特殊なタイプのゴルファーですが(笑)。

小ぶりなのに打点ミスをカバーして、距離も方向もブレにくい

新作の「パラダイム Ai スモーク Ti 340 ミニ ドライバー」は、約25万人に及ぶゴルファーのリアルなスイングデータを生かしながら、AIがスーパーコンピューター上で設計した「Aiスマートフェース」を搭載。どんな打ち方やヘッドの入り方でも、ベストなボール初速やスピン、方向、打ち出し角に補正してくれるフェースなのだ。

鹿又 ドライバーよりロフトが少し寝ているぶん、スピンがしっかり入りますね。そして「パラダイム Ai スモーク Ti 340 ミニ ドライバー」は、ヘッドのサイズ以上に慣性モーメントが大きく感じる。
3Wに比べて、打点がフェースの左右・上下にズレても、フェースがネジれません。だから、打球が前後・左右に散らばらず、狙った距離を打ちやすいんです。それこそ「Aiスマートフェース」の効果でしょう。

小倉 ヘッドが小ぶりで振り抜きやすいのに、ミスヒットをしても曲がりが少ないなんて。私はこのクラブで“直ドラ”もしたいのですが、下っ面に当たってもミスになりにくい「Aiスマートフェース」になっているようですね。

鹿又 他の“ミニドラ”と一番の違いを感じたのは、ヒールヒットに強いこと。通常の“ミニドラ”はヒールに当たると、フェースがかぶって低いフックにゼッタイなってしまいます。でもコレは、そういうミスが全くありません。

小倉 全く同感です。私が45インチにして使っている他の“ミニドラ”は、ヒールで打つと飛距離が20ヤード落ちますが、このモデルは半分くらいで済むでしょう。

ティショットからゲームを組み立てられる
「パラダイム Ai スモーク Ti 340 ミニ ドライバー」は、アジャスタブルホーゼルを回してロフト角とライ角を調整できる。
ソールには、フェース側に約4g、後方に約12gのスクリューウェイトを搭載。前後のウェイトを入れ替えて、重心やスピン量などをチューニングできるのだ。

小倉 初期のセッティングがやさしいですが、調整機能があるぶん“遊び方”が幅広いクラブじゃないでしょうか。スペックを調整してドライバーの長さにしたり、ティショット用とセカンド用の“ミニドラ”を2本入れたり、ソールのウェイトを入れ替えてやや前重心にして球の高さを抑えたり。

鹿又 う~ん、ボクは動かさない方がいいと言いたいです。ノーマルの設定で、球が上がってスピンが入るこのクラブの良さを、重心をずらして変える必要はないのでは。また意見が分かれました(笑)。
小倉 私はどうしてもいじって使いたくて……、腕が鳴ります。

鹿又 ドライバーや“ミニドラ”にFWやUTを絡めると、多様なセッティングができます。そして、大きい番手で打ちたい距離を刻んで作れるし、飛距離のギャップをなくせるでしょう。「パラダイム Ai スモーク Ti 340 ミニ ドライバー」は“上のセッティング”の幅を広げてくれるクラブに違いありません。

その点で誤解がないように言えば、全員が必要なクラブではないでしょう。ティショットからマネジメントをしてコースを攻めたい人の戦略アイテムであり、強力な武器になります。そこには技量の上手い・下手は関係ありません。このクラブは試す価値アリですね!

鹿又芳典(かのまた・よしのり)1968年生まれ。年間試打数2000本超え。全てのクラブに精通するクラフトマン。豊かな知識と評価の的確さで引っ張りだこ。ゴルフショップマジック代表。


小倉勇人(おぐら はやと)1978年生まれ。元ゴルフ雑誌編集者のスウィング&クラブアドバイザー。「ゴルフフィールズ ユニオンゴルフ店」(千葉県)を経営しつつ、ゴルフライターとしても活躍中。飛距離は250ヤード、持ち球はフェード。ベストスコア68。