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中里光之介プロが打ってみた!「APEX PROシリーズ」新アイアンの選び方 | キャロウェイゴルフ公式サイト

中里光之介プロが打ってみた!「APEX PROシリーズ」新アイアンの選び方

2023.08.29 招待する
発表されたばかりのエリートゴルファー向けニューモデル、「APEX PROアイアン」「APEX CBアイアン」「APEX MBアイアン」を、キャロウェイ・スタッフプレーヤーの中里光之介プロが打ち比べてくれました。現在、中里プロはAPEX TCBアイアンを使用していますが、それに代わりそうなモデルはあったのでしょうか。それぞれの特徴や、アマチュアへのオススメも教えてくれました。

まず試打の前に、中里プロがアイアンを選ぶうえで重要視している部分を聞いてみました。もっとも大事にしているのはやはり、「顔」なのだそうです。

「顔というのは、とくにネックからリーディングエッジにかけての形状ですね。僕はオフセットが入りすぎず、入らなさすぎず、ちょうどいい感じのものが好きです。それによって、安心感を覚えます。トップブレードの厚みも気になります。ここが厚すぎると、僕はダフりそうなイメージがありますね。でも、逆に薄すぎても難しいイメージがあるので、ちょうどいいバランスのものが欲しいところです」

「顔」が好みのものでなくても、打ってみたらすごく良かったということはないのでしょうか。
「もちろん、そういうこともあります。でも、それが続かない感じがするんです。やっぱり、構えたときに感じるものは、すごく大切なんですよ」


さっそく、3モデル(すべてI#7)を構えてもらいました。「APEX PROアイアン」は、第一声が「いい顔をしています。僕は好きです」と、いきなり高評価です。
「ちょっとオフセットが入ったこの感じがいいですね。ポンと置いたときの座りもいいです。オフセットとトップブレードの具合を見ると、当たりやすそうで簡単に見えます」

「APEX CBアイアン」は、中里プロがもっとも「期待していたモデル」とのことですが、構えてみると、「これも、いい顔をしていますね」と、好感触です。
「僕が試合で使うとしたら、やっぱりこれですかね。そんな気がします。トップブレードも『APEX PROアイアン』より薄めで、こっちのほうが好きですね」

最後は、「APEX MBアイアン」です。中里プロは、「けっこう違いますね」というのが第一印象だそうです。
「並べると、『APEX CBアイアン』とほとんど同じなんですが、こちらのほうがブレードの長さがあるように見えます。それに、オフセットが入っておらずストレート。フェースの高さがあることとオフセットによって、『APEX CBアイアン』のほうが小さいヘッドに見えます」

左から/「APEX PROアイアン」「APEX CBアイアン」「APEX MBアイアン」

次はいよいよ、実際のショットです。「朝イチ」でウォーミングアップもなく、いきなり「APEX PROアイアン」を振ってもらいましたが、さすがのナイスショット。弾道のラインが前方の画面の上側で途切れてしまうほどのハイドローです。
「打感は、とても柔らかいです。中空構造ですけど、弾いている感じはそんなにないです。中空らしさは、あまりないですね。以前はけっこうあったんですけど、最近は、進化とともに中空らしさがなくなってきていることをすごく感じます。少し前まで前作のAPEX PROアイアンのI#4を使っていたのですが、それよりもっと柔らかくなっている感じです。操作性も高いですね。僕は基本、ちょっとドローの弾道になるのでイメージどおりです。構えやすいですし、この顔のヘッドから出るボールという感じです」

最近は、プロも中空アイアンを使うことが増えていると、中里プロは言います。
「ロフトの少ない番手だけ、中空のモデルを使って、やさしくゴルフをしたいという人が多いと思います。もちろんマッスルバックのほうが打感は柔らかいですし、中空のほうが弾く感覚があるんですけど、そのなかに柔らかさもあるようなフィーリングなので、どんどんプロも変えていけているんじゃないですかね」

「APEX CBアイアン」は、見た目だけでなく打ってみても、中里プロの期待に違わぬものだったようです。
「『APEX PROアイアン』よりも、こっちのほうが好きですね。あくまで僕の場合ですが、『APEX PROアイアン』は少しボールが左に出ていくような感じがあるんです。逆に言えばボールがつかまりますから、アマチュアの方にはちょうどいいんじゃないでしょうか。『APEX CBアイアン』は、右にボールを出しながら曲げていける、ドローを打っていける感じです。それに、弾道も高いですね。こちらのほうが、スピンが入っているからでしょうか。一方で、低い球も打てる感じがあります。打感もとても良いですし、『APEX PROアイアン』以上に座りも良くて、スッとセットできる感じがします。アドレスがしやすいです」

たしかにデータ上では、「APEX PROアイアン」の打ち出し角が平均19度強、スピン量が平均で毎分6000回転強に対し、「APEX CBアイアン」は約20.5度の毎分6400回転。飛距離は、ほんのわずかですが、「APEX PROアイアン」のほうが出ています。ロフトが1度立っていることもあるのでしょう。
「飛距離は、やっぱり『APEX PROアイアン』のほうが出る感じです。ボールをしっかり飛ばしていきたい人には、『APEX PROアイアン』のほうがいいんじゃないでしょうか」

左/「APEX CBアイアン」 右/「APEX PROアイアン」

最後の「APEX MBアイアン」は、さらに打ち出し角が平均21.5度ほどに増えて、スピンも毎分6500回転弱にまで増加し、飛距離は「APEX CBアイアン」よりも少し下がりました。中里プロの「APEX MBアイアン」に対する印象は、意外にも「とても簡単」というものでした。

「APEX MBアイアン」

「どちらかといえばボールが曲がらないイメージで、最近の若いプロはこちらのほうが好きなんじゃないでしょうか。若い選手たちは、あまりボールを曲げないじゃないですか。ストレートなボールをバチンと打ってくるので。もしくは、フェードヒッターに合うんじゃないでしょうか。あまりオフセットがないから、スッと構えてピュッと打てば、そのままフェードで戻ってきてくれる感じです。僕は、どちらかというとボールを操っていくタイプで、『APEX CBアイアン』のほうがボールを曲げやすい感じがして、好きです。でも、その意味で『APEX MBアイアン』は、とてもやさしいマッスルバックだと思います。真っすぐ真っすぐ飛ばしたい人に良さそうです。マッスルバックなんですが、やさしいというか、シンプルに打っていきやすい。これだったら、多くの人が打てるんじゃないですか。アマチュアでも打てるマッスルバックという感じです。だからといって、『APEX CBアイアン』もすごく難しいわけじゃないんですけどね。この3つを比較したら、ということです」

打感に関してはやはり、「APEX MBアイアン」に軍配が上がります。
「『APEX MBアイアン』『APEX CBアイアン』『APEX PROアイアン』の順番じゃないでしょうか。『APEX MBアイアン』がいちばん柔らかいです。ただ、すごく差があるというわけではないですから、コンボにもしやすいんじゃないでしょうか。ロングアイアンは『APEX PROアイアン』にして、その下は、『APEX CBアイアン』や『APEX MBアイアン』。3つを組み合わせるのも、全然ありだと思いました」

最後に、3モデルの選び方をまとめてもらいました。
「ざっくりいえば、スコア90台の人は、『APEX PROアイアン』、80台の人は、『APEX MBアイアン』、70台の人は、『APEX CBアイアン』という感じじゃないでしょうか。本当なら、『APEX MBアイアン』と『APEX CBアイアン』が逆になるのでしょうが、『APEX MBアイアン』のほうが、ヘッドが大きく見えて、『APEX CBアイアン』よりもやさしい感じがするので、この順番かなと。見た目のやさしそうな雰囲気もそうですし、飛距離をちゃんと出していきたい人には、『APEX PROアイアン』。それなりにもともと飛ぶ人でしたら、あとの2つの顔の好みや打感、打ち比べた結果などで良いほうを選べばいいんじゃないでしょうか。どういうゴルフをしたいか、ですね。飛距離も、この2つではそんなに変わらないと思いますから。操作をしていきたい人やいろんな球を打ちたい人には、『APEX CBアイアン』をオススメしますし、僕もいまのところは、『APEX CBアイアン』です。APEX TCBアイアンとは、少し顔が違いますが、打った感じはそんなに変わらない気がしましたし、使っているうちにすんなり馴染んでいくのではないかと思います」

アマチュアのみなさんが打ったときには、どんな感想になることでしょうか。発売はいずれも9月下旬ということで、9月に入れば、じきにデモクラブも店頭に入荷するはずです。中里プロのインプレッションも参考にしながら、『APEX PROアイアン』『APEX CBアイアン』『APEX MBアイアン』の3モデルすべてをお試しになってみてください。

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