男子では全9戦の1試合平均使用率が59.2%*と6割にも迫る勢いで1位となりました。なかでも最高の使用率となった大会が、JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品で64.7%**! 60%を超えたのは、じつに半分以上の5戦に上りました。
いちばんのハイライトは、やはりキャロウェイ・スタッフプレーヤーの石川遼プロがJAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品において、2022年11月の三井住友VISA太平洋マスターズ以来となる通算19勝目を挙げたことに尽きるでしょう。使用していたのは、ツノ型のWHITE HOT XG 7H CSパター(プロトタイプ)でした。
また全9戦中、オデッセイパターの優勝は、石川プロの1戦も含めて計6回でした。優勝率はなんと、66.7%*ということになります。すごい確率です。さらにトップ10入りしたオデッセイパターにまで範囲を広げると、1試合平均で6.6本。トップ10には順位が並んだ選手も含まれるため、1試合10人とは限りません(9試合のなかでもっとも多かったのが14人)が、それでもこの数値は相当に高いと言えるでしょう。
女子も、全17戦を終えての1試合平均使用率が55%を超える55.5%*を記録して1位でした。なかでも最高の使用率は、59.3%*のアクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI 2024。開幕戦の第37回ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメントでも58.3%**と、とても高い数値でした。
17戦のなかでオデッセイパターの優勝は、計10回。優勝率は58.8%*でした。男子の66.7%*には及びませんでしたが、それでも6割近い試合で勝っているのですから、オデッセイパターの勝利への貢献度は驚異的です。一方、トップ10入りしたオデッセイパターは、1試合平均7.3本。1試合平均のトップ10の人数が男子の11.8人に対し、女子は12.2人(もっともトップ10の人数が多かったのは16人)と多かったことも理由として考えられますが、単純に比較すると、男子の6.6本を上回りました。男子も女子も、オデッセイパターの存在感は抜群です。
最後にもう1つ触れておかなければいけないのが、女子ツアーにおける、Ai-ONEパター、Ai-ONE MILLEDパターの好成績ぶりです。男子は、優勝した6本のオデッセイパターのうち、Ai-ONEパター、Ai-ONE MILLEDパターは1本(For The Players By The PlayersでのAi-ONE #7 Sパター)でしたが、女子では10本中5本と半分を占めました。内訳は、Ai-ONE #7 Sパターが3勝(すべて同一プレーヤー)、Ai-ONE ROSSIE CHパター(プロトタイプ)(下画像はAi-ONE ROSSIE Sパター)とAi-ONE MILLED SEVEN T DBパターがそれぞれ1勝ずつ。Aiが設計したインサートの威力を見せつけた形となっており、今後も勝利数をどんどん伸ばしていきそうです。
ここまで見てきたデータは、2024年後半にどう変化していくことでしょうか。もちろん、さらなる数値の上昇を期待しながら、ツアーにおけるオデッセイパターの動向に、引きつづきご注目ください。
*キャロウェイゴルフ調べ
**ダレル・サーベイ社調べ
オデッセイのツアー情報は、こちら