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4タイプそれぞれの特徴は?「PARADYM」のフェアウェイウッドを打ってみた! | キャロウェイゴルフ公式サイト

4タイプそれぞれの特徴は?「PARADYM」のフェアウェイウッドを打ってみた!

2023.01.24 招待する
ドライバー編、ユーティリティ編に続き、今回は「PARADYM(パラダイム)」のフェアウェイウッド試打レポートをお届けします。ラインアップは、PARADYMフェアウェイウッド、PARADYM ◆◆◆フェアウェイウッド、PARADYM Xフェアウェイウッド、PARADYM MAX FASTフェアウェイウッドの4タイプ。こちらもドライバー同様、それぞれのターゲットに合わせて特徴が分かれているように感じました。 

フェアウェイウッドでは、W#3、W#5を試してみました。まずは見た目ですが、4つのモデルすべて、クラウンにトライアクシャルカーボンが使用されており、フェース側と違うカラーとなっていることで、そのことがすぐにわかります。PARADYM ◆◆◆フェアウェイウッドのみ、フェース側センターにシェブロンマークが入れられていません。

W#3の4つのヘッドを横に並べると、やはりPARADYM ◆◆◆フェアウェイウッドが小さく、次に小さめなのがPARADYMフェアウェイウッド、そしてPARADYM XフェアウェイウッドとPARADYM MAX FASTフェアウェイウッドが同じく大きめのサイズということになります。ただ、ドライバーほどにはその差を感じませんし、これがW#5となると、さらに違いがわかりづらくなります。そのなかでも特徴を感じるところを挙げれば、やはりPARADYM ◆◆◆フェアウェイウッドが洋ナシ型になっているところくらいでしょうか。いずれのモデルも、とても構えやすいきれいなフォルムで、まったく違和感のない形状をしています。

左から/PARADYM ◆◆◆フェアウェイウッド、PARADYMフェアウェイウッド、PARADYM Xフェアウェイウッド、PARADYM MAX FASTフェアウェイウッド

フェースを見てみると、PARADYM ◆◆◆フェアウェイウッドは一般的な厚みですが、PARADYMフェアウェイウッド、PARADYM Xフェアウェイウッド、PARADYM MAX FASTフェアウェイウッドは、とてもシャローになっています。ボールを拾いやすそうに見え、安心感を与えてくれていると言えます。

PARADYMフェアウェイウッド

グリップを握ってW#3のヘッドを持ち上げてみると、PARADYM ◆◆◆フェアウェイウッド、PARADYMフェアウェイウッド、そしてPARADYM Xフェアウェイウッドの重量感に、それほど大きな差は感じません。PARADYM MAX FASTフェアウェイウッドの3番ウッドは、アジャスタブルホーゼルがないということで、一段軽い印象でした。また5番ウッドでは、PARADYM ◆◆◆フェアウェイウッドのみアジャスタブルホーゼル仕様となりますが、それでもPARADYMフェアウェイウッド、PARADYM Xフェアウェイウッドとの重さの差はそれほど感じません。ここでも、PARADYM MAX FASTフェアウェイウッドが少し軽いという感じです。

実際に打ってみて、かなりびっくりしたのが打感と打音です。PARADYMシリーズのフェアウェイウッドのW#3、W#5はすべて、フェース素材にマレージング鋼C300が使われていますが、この素材はとても硬く、弾き感が強くて音も高くなるイメージがあります。しかし、PARADYMシリーズではそんなことはなく、ユーティリティのときのように、「ミシッ」「バシッ」といった感じの打ち応えのある心地良いフィーリングです。前作のROGUE STシリーズも素材は同じでしたが、ここまでの打感、打音ではなかったような気がします。要因は、さらにブラッシュアップされたバットウイング形状のJAILBREAKテクノロジーやAI FLASHフェースにあるのでしょうか。

ただし、PARADYM ◆◆◆フェアウェイウッドだけは、やや金属感や弾き感が強い印象でした。これはソールがすべて17-4 ステンレススチールになっていることや、フェース寄りのところにソールウェイトが装着されていることが理由かもしれません。
ボール初速の高さは、もはや言うまでもありません。キャロウェイの製品を打つうちに、逆に慣れてしまったようにも感じます。弾道はW#3、W#5ともに、ドライバーのときと同様の違いが4つのモデルにあるように感じました。なるべく同じような意識でスイングすると、PARADYM ◆◆◆フェアウェイウッドは強めの弾道で左に行きにくく、PARADYM フェアウェイウッドはストレートの中高弾道が多い印象。PARADYM Xフェアウェイウッド、PARADYM MAX FASTフェアウェイウッドは、打ち出しからとても高く球が上がり、右に曲がる雰囲気がほとんどありません。PARADYM XフェアウェイウッドとPARADYM MAX FASTフェアウェイウッドを比べれば、やはりPARADYM MAX FASTフェアウェイウッドのほうが、より振り切りやすく、弾道もさらに高めです。

またどのモデルも、フェースの下目に当たるなど、オフセンターヒットのときでも充分な高さを出してくれ、ボールスピードも飛んでいく方向もあまり大きくは変わらない印象でした。出る距離の違いがあるので当たり前なのかもしれませんが、その印象はドライバー以上に感じました。飛距離など、あらゆる要素が年々向上していきますが、何よりアップの割合が大きいのは、やさしさということになるのかもしれません。弾道がある程度の幅に収まってくれたり、曲がる方向が一定になったりしてくれるというのは、コースを攻略してうえで、とても心強い性能です。

最後にもう1つ、PARADYMフェアウェイウッドに感じたことを書いておくと、他の3つのモデルよりもインパクト付近で、よりフェースの移動を認識しやすい気がしました。より詳しく書くと、インパクトゾーンに沿ってフェースがボールに自然と正しく向かっていき、ゾーンに沿って抜けていく感じがよく伝わってくる印象です。これはおそらく、ソールの違いから来ているのだと思います。4つのモデルのうちPARADYMフェアウェイウッドのみ、ソールの大部分がフォージドカーボンで覆われており、ドライバーの360°カーボンシャーシに似たものとなっています。よりフェース側に重量があるため、こういうフィーリングになるのでしょう。これにより、もしかしたらテニスなどのラケットのようなフェースの感覚を覚える方もいらっしゃるのではないでしょうか。カーボンの威力は、やはり絶大です。

ここまで、「PARADYM」のドライバー、ユーティリティ、フェアウェイウッドの順で見てきましたが、残るはアイアンです。先に全体的な印象をお伝えしておくと、「PARADYM」の3つのアイアンにも、とてつもない性能の進化を感じました。近くレポートをお届けする予定ですので、その際は、ぜひご覧になってみてください。

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