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    「ELYTE ♦♦♦ TDドライバー」のロフトラインアップは、9.0度と10.5度の2種類で、クラブ長さは45.5インチです。発売は4月18日予定で、ELYTE ♦♦♦ドライバーと同様、CALLAWAY SELECTED STOREとキャロウェイ オンラインストアでの展開となります。

    理想のドローを手に入れろ ELYTE ♦♦♦ TDドライバー誕生!

    2025.03.28 

    top-6.jpg

    これまで、特別なツアーモデルであることを示す、♦♦♦を冠した「ELYTE」のドライバーはELYTE ♦♦♦ドライバーのみでしたが、このほど新たなラインアップが登場することになりました。「ELYTE ♦♦♦ TDドライバー」と名づけられているモデルで、TDはTour Draw(ツアードロー)の略とのことです。果たして、どんな特徴を持ったモデルに仕上がっているのでしょうか。

    ELYTE MINIドライバーのときと同じく、今回もキャロウェイのプロダクト担当、石野翔太郎さんに解説していただきました。性能などについて触れる前に、まず伺ったのは、「ELYTE ♦♦♦ TDドライバー」が開発された狙いです。石野さんからは、「より多くの方に♦♦♦モデルをお届けしたかった」という言葉が即座に返ってきました。

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    「♦♦♦がつけられたモデルは、もともとツアーだけのバージョンから始まって、その後、CALLAWAY EXCLUSIVEの数量限定モデルとして発売されるようになり、アマチュアゴルファーのみなさんの間でも非常に人気のある製品となってきました。しかし、ツアープレーヤーが愛用するモデルですから、もちろん使いこなすことが難しいという面も持っています。その難しさの要因は、やはりボールがつかまえづらく、右に出るというところ。その難点を解消するべく、ドローバイアスを入れていこうということで、今回のモデル名にはTDという2文字が入っているわけです」

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    「ELYTE ♦♦♦ TDドライバー」のヘッド設計は、先に発売となっているELYTE ♦♦♦ドライバーが元になっており、体積は同じく450㎤。並べてみると、形状も同じように見え、ソールに入れられた名前を確認しないとわからないレベルです。

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    「構えたときの形状は、ほぼ変わりません。ザンダー・シャウフェレ選手など、多くのツアープレーヤーに使用されているELYTE ♦♦♦ドライバーのフォルムそのままで、伝統的な洋ナシ型をした、ややコンパクトなモデルです。ただし、ドローバイアスとするためにヘッド内部ではヒール側の肉厚が変えられていて、より厚みのあるものとされており、重心がヒール側に来るようになっています。
    また、フェースプログレッションも異なります。あまりドライバーでフェースプログレッションを気にする方はいらっしゃらないと思いますが、アイアンのオフセット、グースをイメージしていただくとわかりやすいでしょう。『ELYTE ♦♦♦ TDドライバー』は、ELYTE ♦♦♦ドライバーよりもフェースプログレッションの値が小さく、トップラインがわずかにヘッド後方側寄りになっています。見比べても違いがわからないくらいのレベルですが。このことも、『ELYTE ♦♦♦ TDドライバー』のボールのつかまりの良さに貢献しています」(石野さん)

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    実際に打つと、どれくらいELYTE ♦♦♦ドライバーよりもボールがつかまるようになっているのでしょうか。すでに試打をされたという石野さんのインプレッションをお聞きください。
    「本当に簡単につかまります。いつもどおりのシャフトを使って、いつもどおりのスイングで、何も考えずこれを打つと、きれいなドローボールが出ました。左に行きすぎるということもなく、程良くドローになります。ELYTE ♦♦♦ドライバーを打ってボールが右に抜けてしまう方であっても、全部ちゃんと戻ってくるような、ドローバイアスの効いたモデルになっています。この形状が好きだけれど、これまで難しくて使えなかったという方には、ドンピシャでハマるのではないかと思います」(石野さん)

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    わかりやすいように、スタンダードのELYTEドライバーや、ボールのつかまりが良いELYTE Xドライバーとの比較も、石野さんにお願いしてみました。
    「つかまらない側のELYTE ♦♦♦ドライバーと、ボールがとてもつかまるELYTE Xドライバーを両端とすると、『ELYTE ♦♦♦ TDドライバー』のつかまり度合いは、中間という感じでしょうか。ELYTEドライバーと比較しても、もしかしたら『ELYTE ♦♦♦ TDドライバー』のほうがつかまえやすいかもしれません。ELYTEドライバーは直進系で、『ELYTE ♦♦♦ TDドライバー』は必ずドローがかかるといったイメージです。ELYTEドライバーのソール後方のウェイトを、ドローポジションに入れた状態くらいでしょうか」(石野さん)

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    では、飛距離性能や弾道のバラつき、高さはどうでしょうか。
    ELYTE ♦♦♦ドライバーを使うと右にすっぽ抜けてしまうという方からすれば、『ELYTE ♦♦♦ TDドライバー』ならばドローが打てるので、飛距離は伸びます。また、ELYTEドライバーを使っている方も、『ELYTE ♦♦♦ TDドライバー』のほうがドローを打ちやすいということであれば、スイングスピードが出やすいヘッドでもあるので、飛距離が伸びる可能性は大いにあります。弾道のバラつきは、右に抜けることが少ないので、どちらかというと少し左サイドにまとまるという感じです。ドローを安定して打てる分、コースを攻略しいくうえで計算がしやすい、組み立てがしやすいかなと思います。
    弾道の高さはELYTE ♦♦♦ドライバーと比べても、そんなに変わらない印象ですが、『ELYTE ♦♦♦ TDドライバー』のほうが、少しスピンが入るので若干上がりやすいかなという感覚はあります。やさしさの面ではやはり、『ELYTE ♦♦♦ TDドライバー』のほうがあるという感じです」(石野さん)


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    「ELYTE ♦♦♦ TDドライバー」のツアーにおける使用状況もお伝えしておくと、今年からチームキャロウェイに加わったルーキー、吉田鈴プロが日本女子ツアー開幕戦の「第38回ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」(3月6~9日)でさっそく投入。初日に単独2位発進を決め、最終的には15位タイという好位でデビュー戦をフィニッシュしました。

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