2026.01.07

まずは、2026年モデルの詳細を見ていく前に、2025年シーズンを振り返ってみましょう。じつは国内男女ツアーのどちらにおいても、ドライビングディスタンスNo.1を獲得したのは、キャロウェイのCHROME TOURシリーズでした。JGTOはCHROME TOURボールを使用して316.30ヤードをマークした河本力プロ。JLPGAはCHROME TOUR ♦♦♦ボールを使用した神谷そらプロで、記録は261.92ヤードでした。

しかし、キャロウェイの貪欲さは留まるところを知りません。すでに、こんなにも飛距離性能に優れていながら、アメリカにおいて掲げられた2026年バージョンのキャッチコピーはズバリ、「BELIEVE IN FASTER(速さを信じろ)」。前作でもっとも力点が置かれたのはコアで、新たに採用されたハイパー・ファストソフト・コアが高いボールスピードを実現していましたが、今回のボールの開発においても、いちばんのテーマは、さらなるボールスピードの追求でした。

このように書くと、ただ闇雲に「飛ばせばいい」と考えているようにも聞こえますが、そうではありません。そこには、ちゃんとした理由があります。PGAツアーなどで公式に使われている、プレーヤーの各ショットの価値を統計的に評価するための指標、「Strokes Gained(ストロークス・ゲインド)」によると、飛距離のほうが正確性よりも重要で、ドライバーの飛距離が伸びると、平均的にスコアは良くなる傾向があると言われています。これは、より短い距離からのアプローチショットほどグリーンに乗る確率やピンに寄る可能性が高いからです。飛距離は、明らかにアドバンテージになっているということです。

2026年バージョンで焦点が当てられたのは、コアとカバーの間をつなぐ層であるマントルでした。ニューデュアル・ツアーファスト・マントル(CHROME SOFTボールではニューツアーファストマントル)と名づけられた新しいマントルを、じつに4年の歳月をかけて開発。目覚ましい進化を果たしたのが弾性率で、素材を一新したことにより、従来と比較して約16%も高い数値を実現しました。これがバネのように働くことで、新しいCHROME TOURボールシリーズは、前作を超えるボールスピードをもたらすようになっています。

もちろん、キャロウェイがフォーカスしているのは、飛距離性能だけに留まりません。マントルと並んで、今回の技術的トピックと言えるのが、前作で初めて登場したカバーパターン、シームレス・ツアーエアロです。このパターンは、従来の6角形に加え、複数の円も混ぜ合わせたもので、風に影響されにくい性能を有していますが、新シリーズでは、その能力がさらに引き出されるようになっています。要因は、型取りやコーティング、製品検査などの工程に対するさらなる投資です。これにより、前述の6角形や円のパターンの縁が、これまで以上に設計どおりの均一なものとすることができるようになり、グリーンを狙うショットなどにおけるキャリーの距離のバラつきが前作から大幅に減少しました。

グリーン周りからのパフォーマンスも、言うまでもなく申し分のないものとなっています。短いアプローチショットにおけるスピンは、カバーの能力に大きく左右されるものですが、新しいCHROME TOURボールシリーズでは、前作で初登場し、高い評価を得ていたハイパフォーマンス・ツアーウレタンソフトカバーを継続採用。非常にソフトで、均一な厚みに仕上がっているこのカバーにより、ロングショットでの低スピンからはイメージしづらいほどのボールを止める性能を、高いレベルで実現しています。

最後に、それぞれのボールのカラー、アライメントのラインアップにも触れておきましょう。CHROME TOURボールとCHROME TOUR Xボールは、ホワイト、イエロー、TRIPLE TRACKバージョンのホワイトとイエロー、360°TRIPLE TRACKアライメントバージョンのホワイトとイエロー、そして360°イエローストライプという全7種類で、CHROME SOFTボールでは、360°TRIPLE TRACKアライメントバージョンがイエローだけとなり、全6種類となっています。すべてのボールで、最初から360°イエローストライプが用意されている点が、前作との大きな違いかもしれません。いずれにしろ、引きつづき豊富なバリエーションになっており、きっとお好みのバージョンが見つかるはずです。

なお、カラーやアライメントによって、発売される店舗が限られているものもあります。ご購入の際は、キャロウェイ オンラインストアなどで詳細をチェックしてみてください。発売日は、2月20日です。
