新感覚のマレット「ELEVENパター」を打ってみた!

2022.02.14

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まずは、「ELEVENパター」の概要をあらためておさらいしておきましょう。見た目は、台形のようなフォルムであり、いかにも慣性モーメントの高い、安定感のありそうなヘッドです。ただし、中身はTEN SERIESパターなどとは大きく違っています。ソール前方にスチール製のウェイトを搭載し、ヘッド後方下部にウレタン樹脂のCPUとアルミニウムを採用していることで、かなりの重量をヘッド前方部分に集中。従来の大型マレットよりも、重心が浅く設定されています。

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実際に打ってみると、この浅重心化の影響が明らかに手に伝わってきました。筆者は現在、2-BALL TENパターを愛用していますが、かなり異なる動きをします。2-BALL TENパターと同じ感覚でストロークすると、いわゆる“緩んだ”ようなインパクトとなりました。大型マレットの見た目とは結びつかない動きです。2-BALL TENパターをはじめ、従来の大型マレットは深重心で、ダウンスイングではヘッドが後方から押されているフィーリングがありますが、「ELEVENパター」は、その押してくる力がざっくり言って半分くらいになっている感じです。

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これは決して悪いことではなく、何が良いかと言えば、自分の手の動きの力で距離感を合わせられる余地があるということだと思います。従来の大型マレットは、押し出してくれる力にストロークを委ねることで、へッドの動きの安定感やミスヒットへの強さを実現できていたわけですが、これも良し悪しです。押し出す力に逆らって、自分でヘッドをうまく動かすることはなかなか難しく、バックスイングの大きさを間違えれば、とたんに大きくショートしたり、オーバーしたりします。その点、「ELEVENパター」は、押し出す力と自分で操作できる部分が、適度な割合になっている感じです。実際、このヘッドの特性を理解しながら打つと、距離感もぴったり合うようになっていきました。これなら、繊細なタッチも出していきやすそうです。