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「TRI-HOT 5Kパター」に加わったニューモデルをさっそく打ってみた! | キャロウェイゴルフ公式サイト

「TRI-HOT 5Kパター」に加わったニューモデルをさっそく打ってみた!

2023.02.10 招待する
2022年にデビューし、プロ、アマチュア問わず人気となっている「TRI-HOT 5Kパター」ですが、2023年は新たなラインアップに刷新されることとなりました。従来のONE、TWO、DOUBLE WIDE、TRIPLE WIDEは継続され、これまでブレードタイプのみだった顔ぶれに、マレットタイプのROSSIE、SEVENも登場です。どんなモデルに仕上がっているのか、さっそく試打をしてチェックしてみました。

先に、より詳しくラインアップについてご紹介しておきましょう。引きつづき採用されたヘッドから見ていくと、ONEはコンベンショナルなブレードで、TWOはフランジ部分が直線的なデザインになっているブレード。DOUBLE WIDEは幅の広いブレードで、2022年はクランクネックタイプのみでしたが、今回ダブルベントネックも加わりました。TRIPLE WIDEは、DOUBLE WIDEよりもさらに幅広いブレードで、こちらも従来のダブルベントに加えて、センターシャフトタイプも用意され、ネックは2種類となりました。また、TRIPLE WIDEは形状もやや改良されており、トウ側とヒール側の横の面が垂直に近い角度で落ちているシェイプとなっています。

左から/TRI-HOT 5K DOUBLE WIDE DBパター、TRI-HOT 5K TRIPLE WIDE CSパター

一方、新たに登場したROSSIEは丸いフォルムのマレットで、SEVENは#7タイプのツノ型と、いずれもオデッセイで長く人気となっているモデルです。ネックは、ROSSIE がダブルベントとショートスラントのSの2種類、SEVENではダブルベント、S、クランクホーゼルのCHと、3種類が用意されました。今回、実際のグリーン上で試打をしたのは、ROSSIEのダブルベントとSEVENのCHの2種類です。

左から/ROSSIE、SEVEN

まず、すぐに気づくのがヘッドサイズです。ROSSIEもSEVENも、明らかに他のシリーズの同タイプよりも大きめにつくられています。感覚としては、一回り大きくなっているという印象です。トウ・ヒール方向の慣性モーメントにおいて、名前にある5Kという数値を達成するべくなされたサイズアップなのだそうです。

しかし、実際にパターを持ってみると、サイズやカラーから想像するほどには、ずしりとした重みは感じませんでした。どちらかといえば、一緒に試していたWHITE HOT VERSA TWELVEパターのほうが、どっしり感があったように思います。これは、「TRI-HOT 5Kパター」ならではの特徴がそうさせているのでしょう。WHITE HOT VERSA TWELVEパターは、ソールのウェイトにより同じく浅重心になっていますが、ヘッドの大半はステンレスでつくられ、より軽いアルミニウムはソールプレートに使われているだけです。一方の「TRI-HOT 5Kパター」では、フェース側の部分にステンレスとタングステンが使われていて、ヘッドの後方部分はアルミニウム。WHITE HOT VERSA TWELVEパターがヘッド全体から重みを感じるのに対して、「TRI-HOT 5Kパター」は、ほとんどの重みをフェース側からのみ感じるため、持ったときのフィーリングが違うということなのでしょう。

このヘッドのつくりの違いは、素振りをしたり、ボールを打ってみたりしたときにも、感覚の差となって表れます。「TRI-HOT 5Kパター」はROSSIEもSEVENも、WHITE HOT VERSA TWELVEパター以上に、フェース側の重さが伝わってきて、より浅重心化が徹底されていることを実感します。じつは、のちに別の機会でWHITE HOT OG #7パターと「TRI-HOT 5Kパター」のSEVENも打ち比べてみたのですが、この2つとなるとさらにフィーリングの違いは歴然です。ストローク中、WHITE HOT OG #7パターはヘッド全体で動いている感覚があるのに対し、直後にSEVENを打つと、フェース側部分だけが移動しているようにも感じます。まるでブレードパターを打っているようでもありました。

それゆえに、距離感の合わせやすさもブレードパターに近いものを感じました。変にパンチが入って大きくオーバーしてしまうという場面も、少ない印象です。さらに、それでいてトウ・ヒール方向の5Kという高慣性モーメントの威力により、安定感も抜群です。ストローク中は、フェース面がぶれずに動いていきます。オフセンターヒットでも、ボールの打ち出し方向があまり変わりません。

このようにグリーン上では、ROSSIEのダブルベントとSEVENのCHのどちらにも「TRI-HOT 5Kパター」らしい良さがあることを実感できたのですが、じつは先にも書いたとおり、のちにまたSEVENを打つ機会がありましたので、その際にはネックの異なるものも試してみました。結果からいえば、CHからダブルベント、Sと変わるだけで、同じヘッドでもフィーリングは違いました。安定感にそれほど差は感じませんでしたが、ヘッドから伝わる重量感や動かしやすさは微妙に異なります。筆者には、SEVENのなかでもダブルベントのタイプが、もっとも自信を持って心地良く打っていける印象でした。チョイスする際にはやはり、1つや2つのモデルに決めてかかることなく、いろいろなものを試してみるべきだとあらためて感じましたし、今度はぜひ、ROSSIEのSも打ってみたいところです。

上/ TRI-HOT 5K SEVENパター(ダブルベント)
左/TRI-HOT 5K SEVEN Sパター、右/ TRI-HOT 5K SEVEN CHパター

「TRI-HOT 5Kパター」の新しいラインアップは、すでにお店にも並んでいます。ゴルフに最適なシーズンが近づいてきているいま、ニューモデルの「WHITE HOT VERSAパター」などとともに、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

「TRI-HOT 5Kパター」の新しいラインアップ はこちら
● TRI-HOT 5K SEVENパター
● TRI-HOT 5K SEVEN Sパター
● TRI-HOT 5K SEVEN CHパター
● TRI-HOT 5K ROSSIEパター
● TRI-HOT 5K ROSSIE Sパター
● TRI-HOT 5K DOUBLE WIDE DBパター
● TRI-HOT 5K TRIPLE WIDE CSパター