実際のショットに入る前に、キャロウェイのプロダクト担当、茂貫太郎さんが、カットモデルなども使いながら、2人のプロに「PARADYM Ai SMOKEシリーズ」の概要を説明していきます。前作のPARADYMといちばん違うのがフェースであること、25万人分のリアルなスイングデータがインプットされ、AIが5万回の試作とテストを繰り返して設計したこと、完成したAiスマート フェースがどんなインパクト、フェースの向きであっても真っすぐな弾道になるよう補正してくれること、JAILBREAKテクノロジーが今回は採用されていないことなどです。
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深堀プロも柏原プロも、茂貫さんの説明に対してとても興味津々の様子でした。ときには、茂貫さんに質問を返してもいきます。なぜ前のめりだったかといえば、じつは2人とも2023年のシーズン中に、「PARADYM Ai SMOKEシリーズ」のドライバーを少しだけテストしており、その結果が非常に良いものだったからです。
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「もうデータが良すぎて、びびってしまうほどでした(笑)。でもいまの話で、すごく納得できました。JAILBREAKテクノロジーのおかげで飛距離が出ると言われていたのに、それがなくなっても飛ばせる理由がよくわかりましたし、25万人のスイングデータを入れて、5万回もの試作とテストをしているということには、本当に驚きです」(深堀プロ)
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「私は、前作のPARADYMのときも、わりとすぐに『使えるな』という良い印象を持ったんですが、シーズン中に『PARADYM Ai SMOKE』を打ってみると、もうこのまま次の日から試合に出たいです、という感じで、数値もそれくらい良かったんです。初速が上がって、スピン量もさらに良いものになって、距離も伸びていたので。軽く10ヤードから15ヤードくらい、キャリーで超えていました。ただ、その理由はなんとなくという感じでしかわかっていなかったです。いま聞いて、とても納得しました」(柏原プロ)
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ひと通り説明が終わったところで、あらためての試打がスタートです。柏原プロには、「PARADYM Ai SMOKE MAXドライバー」「PARADYM Ai SMOKE MAX Dドライバー」を、深堀圭一郎プロには、「PARADYM Ai SMOKE ◆◆◆ドライバー」「PARADYM Ai SMOKE MAX FASTドライバー」をそれぞれ打っていただきました。いずれも、純正のままのセッティングとなっています。
柏原プロは、「PARADYM Ai SMOKE MAXドライバー」を打った1球目から、フィーリングの良さを大絶賛です。
「打感、やばいですね。音がめちゃくちゃ好きです。フェースがたわんでいる感じが、音にも出ているように思います」(柏原プロ)
たしかに、近くで聞いていても、柔らかさや気持ち良さが伝わって
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次に「PARADYM Ai SMOKE MAX Dドライバー」に持ち替えてもらうと、かなり音が違うことに気づきます。「PARADYM Ai SMOKE MAXドライバー」のものに、少し金属的な要素を加えた雰囲気です。しかし、こちらも間違いなく、心地良いサウンドです。
「わずかにキーンという音が入りますね。先ほどとは全然違います。同じシリーズのなかでも、こんなに違うんですね。打感も違います。『PARADYM Ai SMOKE MAXドライバー』のほうが、よりフェースにくっついている感じがあります。『PARADYM Ai SMOKE MAX Dドライバー』は、柔らかさのなかに、弾く感じもあるように思います」(柏原プロ)
茂貫さんによれば、これらの違いは2つのモデルが想定しているターゲット層から来ているそうで、「幅広いゴルファーに向けた『PARADYM Ai SMOKE MAXドライバー』よりも、『PARADYM Ai SMOKE MAX Dドライバー』は、ややスイングスピードが低い方を考えてつくられています。そういうゴルファーの方にも、気持ち良さや、さらなる飛びを実現してもらうために、少し金属的な音や弾き感がプラスされています」とのことでした。なお、「PARADYM Ai SMOKE MAX Dドライバー」は、やはり名前のとおりのつかまりの良さを持っているようで、柏原プロも思わず笑いながら、「めちゃめちゃボールがつかまりますね。すごいです」とビックリ。実際、しっかりつかまったドロー系のボールがおもしろいように出ていました。
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では、「PARADYM Ai SMOKEシリーズ」の最大の特徴であるフェースの補正力は、どうでしょうか。柏原プロに、あえて少し打点をずらして打ってみてもらえませんか? とお願いすると、「いえ、ここまでもけっこうトウ側に当たったり、ヒールに当たったりもしていますよ」という答えが返ってきました。
「それでも打音は変わらないですし、手に伝わる感触も変わらないです。普通だったら、『ああ、いまヒールに当たったから、フェースがちょっと開いちゃったな』とか、『先に当たったから、フェースが返った』とか、わかるものなんですけど、PARADYM Ai SMOKEシリーズのドライバーは良い意味で、そういうところがあまりわからないですね。たぶんそれは、Aiスマートフェースがサポートしてくれているからなんだと思います」(柏原プロ)
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続けて、深堀圭一郎プロが「PARADYM Ai SMOKE ◆◆◆ドライバー」から試打をスタートです。やはり、使い慣れたツアープロ向けモデルということで、最初からリズム良くナイスショットが放たれていきます。
「打感がいいですね。音もいいですし、前作もそうでしたけど、フェースにくっついてから、飛んでいく感じです。さっきの説明を聞いて、表現は悪いですけど、適当に当たりさえすれば、この新しいフェースがどうにかしてくれるというのは、心が楽ですね(笑)」(深堀プロ)
一方の軽量モデルである「PARADYM Ai SMOKE MAX FASTドライバー」でも、深堀プロはさすがのナイスショット連発でしたが、その大きな理由の1つとして、フェースの性能などとともにヘッド形状の良さを指摘します。
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「座りがいいのと、ボールをうまく包み込んでくれる感じがあるので、右を怖がらずに振れます。つかまらないという感じがまったくしないですから、右を怖がらなくなりますし、上から叩くとか、ダウンスイングで力を入れたりといったことをしなくなるので、トップでの間も取りやすくなります。構えたときに、『ああ、これはボールをつかまえてくれるな』という印象を持てることは、すごく大事です。アマチュアの方にとって、気楽に構えられるんじゃないでしょうか」(深堀プロ)
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打球音はやはり、「PARADYM Ai SMOKE MAX FASTドライバー」も、やや高めでした。先ほどの茂貫さんの言葉を補足するような、深堀プロの説明をお聞きください。
「音は、アマチュアの方が心地良く感じるものになっていると思います。プロや上級者など、スピードがあることで出せる音というものがあるんですけど、40m/sを切るようなスピードの場合、なかなか自分で音を出していくのが難しいところもあります。そういう方にとって、ある程度クラブが心地良い音を出してくれるというのは、打っていて気持ちがいいんじゃないでしょうか」(深堀プロ)
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2つのモデルを打ち終えたところで、深堀プロにもAiスマートフェースの補正能力について聞いてみました。やはり深堀プロも、手に伝わるものにこれまでとの違いを感じたそうです。
「補正に関しては、インパクトでグググっとフェースにボールがくっついている感じがしますね。芯を外したときにこれまでなら、重たく感じたり、打ち負けした感じがあったりしましたが、この新しいフェースでは、どこに当たってもボールがしっかりくっついて、そこから球を出していってくれている感じがします。さっきも、あえてフェースの下側で打ってみましたが、そういう感触がありつつ、ボールもちゃんと上がってくれていましたね」(深堀プロ)
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2人のプロの話を聞いて、「PARADYM Ai SMOKEシリーズ」、とくに Aiスマートフェースに俄然興味が湧いてきたという方も多いのではないでしょうか。4つのドライバーは、発売が2月2日予定となっていますので、1月12日ごろには店頭にデモクラブも入荷することでしょう。さらなる詳細をキャロウェイ オンラインストアなどでチェックしながら、楽しみにお待ちください!
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