![210521_1 210521_1](/medias/02.jpg?context=bWFzdGVyfHJvb3R8NTU4MDR8aW1hZ2UvanBlZ3xoOGEvaDg1Lzg4OTIwNTIyNDI0NjIuanBnfDM4YjViYWIyN2Y2OTkzOTZjM2M2MmVhMmZhNjM1YmYxN2FhNGZlY2E1ZjJmNjQxYjc2ZGZmYjMyZTU4YWIyOTE)
BROOMSTICKとARM LOCKという名のパターは、以前からオデッセイに存在していたので、すぐにピンときた方もいらっしゃることでしょう。2-BALL TEN BROOMSTICKパターは長尺モデルで、2-BALL TEN ARM LOCKパターはアームロック式パッティング用につくられたモデルです。従来から長尺スタイル、アームロックスタイルでパッティングされているプレーヤーのみなさんにとって、これほど早く2-BALL TENのヘッドが採用されたことは、うれしいニュースなのではないでしょうか。
もちろん、BROOMSTICKが45インチ、ARM LOCKが39インチという長さのため、ヘッドは、通常の長さの2-BALL TENと少しだけ違っています。サイズはやや大きくされており、重量も重く設計されています。マイクロヒンジ★インサートが採用されている点は同じで、アライメントは、2つのディスク内にラインが入った2-BALL TEN TOUR LINED仕様となっています。
![210521_2 210521_2](/medias/03.jpg?context=bWFzdGVyfHJvb3R8MjQyNjk1NHxpbWFnZS9qcGVnfGgyZC9oMGMvODg5MjA1MjM3MzUzNC5qcGd8ZDM3ZmFjNDZkNjcwYzZjOTg5N2JiMDk1MWVkMTAxZDYxZDkyZjI3NjVmYWY5YWQwYWQzZWRmYjUzN2E4ZDc0OQ)
2016年のアンカリング規制により、長尺パターや中尺パターのグリップエンドを胸やお腹に固定して打つスタイルは、姿を消しました。しかし、長尺パター、中尺パター自体が禁止されたわけではなく、とくに長尺パターは、グリップエンドを体につけないスタイルにより、いまも多くのツアープレーヤーに愛されています。その大きな理由はやはり、たとえアンカリングがなくても充分に得ることのできる、ストロークの安定感でしょう。
キャロウェイニュース取材班が打ってみた!
長いシャフトと重量感のあるヘッドにより、よく言われる「振り子のようなパッティング」や「肩でストロークする」ことが容易であり、握り方のおかげで手首が余計な動きをすることも基本的にありませんから、安定したストロークが可能なのも当然です。そしてそこに今回、慣性モーメントが高く、バックスイングや打ち出していくラインをイメージしやすい2-BALL TENのヘッドが加わったのですから、鬼に金棒ならぬ、鬼にBROOMSTICKかもしれません。
![210521_3 210521_3](/medias/04.jpg?context=bWFzdGVyfHJvb3R8MTA3MTE1N3xpbWFnZS9qcGVnfGgyZC9oOWUvODg5MjA1MzM1NjU3NC5qcGd8OTljZTliNjZiOTU4ODEyYjIwNzI0MmU4ZGM0YTZmY2VhZjM4N2MwYzAzOTQyNTljNmRlZmUzMjZhMTEwYmUwMQ)
長尺パターを試した経験がほとんどない筆者も、実際に打ってみましたが、ヘッドが自然にまっすぐ上がって、まっすぐ下りてくるという感じでした。逆に、自分の力でストロークをコントロールしようとすることのほうが難しい感じです。また、全体に黒いヘッドのため、45インチという長さがあっても、アライメントの白いディスクがはっきりと浮かんで見えます。2-BALL TENのヘッドは、長尺には最適と言えるかもしれません。当然、パター自体や打ち方に慣れていないため、距離感などがいきなり合うことはありませんでしたが、練習して自分のものにすることができれば、パッティングがかなり向上するような気がしました。
![210521_4 210521_4](/medias/05.jpg?context=bWFzdGVyfHJvb3R8MTI4MjAzNnxpbWFnZS9qcGVnfGg0Zi9oZTAvODg5MjA1MzU1MzE4Mi5qcGd8OWQ3OGUxMDFiMTNmZWI3OGFhY2U1N2UzNDdlOTA5MDk4ZTNkNTI2YjI1NTEyNGZkNzZlYmMzMWYxYTU4MzhkMA)
また最近、長尺パター以上に台頭してきているのが、アームロック式のスタイルです。グリップを前腕に沿わせて固定することで、アンカリングのような効果を発揮するということで、採用するプロがどんどん増えてきています。前腕に添えるというスタイルのため、シャフトはヘッドに対して少し傾けて装着されており、ロフトも2-BALL TEN ARM LOCKパターでは7度という大きなものになっています。
![210521_5 210521_5](/medias/06.jpg?context=bWFzdGVyfHJvb3R8Mzk0NzE4MnxpbWFnZS9qcGVnfGg4ZS9oMWYvODg5MjA1MzkxMzYzMC5qcGd8OTQ5MWFjMTlkNjdhZjZjM2Y4MDJjYjNjN2QyZmNlZjk0N2M5YjdlOTFkZWRmMDE0NWU4MjM0NmM4MmY2NmU4NQ)
こちらは筆者にとって、完全に初めての体験でしたが、試打してみたところ、やはりストロークの安定感は2-BALL TEN BROOMSTICKパターと同様で、バックスイングやダウンスイングでのヘッドのブレが少ない印象でした。ただし、前腕にグリップをつけておくということが、通常のパターと大きく異なる行為のため、そこがとても気になって、ボールに集中できていない感じでした。こちらも適応できれば大きな武器になりそうなので、すでにアームロック式に慣れている人に、ぜひともコツを伺ってみたいところです。
また、ネットでいろいろチェックしてみたところ、アームロック式を採用しているツアープレーヤーは、それぞれにいろいろな握り方をしているようです。スタンダードなグリップ、クロウグリップ、クロスハンド、クロスハンドにしながら上側の手でグリップと前腕を押さえるスタイルなどなど。このあたりもいろいろ研究して試すことにより、2-BALL TEN ARM LOCKパターは、さらに良い結果をもたらしてくれるようになるのでしょう。そのためにも、しばらくの時間、借りられるなら、ぜひ借りてみたいとも思いました。
![210521_6 210521_6](/medias/07.jpg?context=bWFzdGVyfHJvb3R8MTIwOTY0MXxpbWFnZS9qcGVnfGg1Mi9oYzUvODg5MjA1NDA0NDcwMi5qcGd8MDk2MDRhNmUxZTViNzA2Y2U0OTUxNzlmMWMzYjE0NGY3MzRmYjQxYmZmOWI1Mjc3NmQxNmQ2OGJhM2Q3N2I1NQ)
お店に行かれた際に2-BALL TEN BROOMSTICKパター、2-BALL TEN ARM LOCKパターを目にしたときは、長尺パターなどの経験がないという方も、ちょっとボールを打ってみてください。ご自身のパッティングに、これまでとは異なる世界が広がるかもしれません。
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