西村プロは、2日目に8番パー3でホールインワンを達成するなどして、通算10アンダーのトップに立つと、3日目も6アンダーをマークし、通算16アンダー。2位に3打差をつけての単独首位で最終日を迎えました。その最後の18ホールも、3、10番でバーディーを奪い、順調に優勝へとひた走っているように見えましたが、12、13番で連続ボギーを叩き、トップタイに。しかし、西村プロの底力はここからでした。14番パー5で約1.5mのチャンスをものにすると、15番では7mほどの右に曲がるパットをしっかり打ち切り、2ホール続けてガッツポーズ。この2つのバーディーで単独トップに再浮上し、最終的に2位に1打差で逃げ切って、目標としていたシーズン複数回優勝を果たしました。
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西村プロが今大会でバッグに入れていたクラブとボールは、以下のものとなります。
*2022年7月10日時点。セッティングは試合状況によって変更となる場合がございます。
● EPIC SPEEDドライバー 9度
● EPIC SPEEDフェアウェイウッド #3、#5
● GREAT BIG BERTHAフェアウェイウッド #7、#9
● EPIC STARユーティリティ6H
● X FORGED STARアイアン I#6-9,PW
● JAWS RAWウェッジ ブラック52度、58度(10S)
● ODYSSEY WHITE HOT OG #7Sパター STROKE LABシャフト装着モデル
● CHROME SOFT Xトリプル・トラックボール
注目はなんといっても、2本のウェッジです。今大会で西村プロは、発表されたばかりの新製品、「JAWS RAWウェッジ ブラック」へとチェンジ。ノーメッキのフェース面と鋭い37Vグルーブ、マイクロフィーチャーによる高いスピン性能や、ウェイトポートにタングステンを装着したことによる重心位置の最適化、新しいソール形状などの効果を、テストですぐに感じたということなのでしょう。なお、同じくチームキャロウェイの木村彩子プロ、横峯さくらプロも、今大会より、「JAWS RAWウェッジ ブラック」をバッグに入れて戦っていました。
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木村彩子プロ
● JAWS RAWウェッジ ブラック 58度(10S)
横峯さくらプロ
● JAWS RAWウェッジ ブラック 48度(10S)、52度(10S)
実際の西村プロのプレーにおいても、「JAWS RAWウェッジ ブラック」の威力を見せつけるシーンが、土壇場の最終日最終18番ホールでありました。西村プロの3打目は、グリーン右のバンカーから8ヤードほどの距離。グリーンの端からピンまでの距離がとても短く、少しミスをすれば手前のラフに止まったり、大きくピンをオーバーしたりしそうな難しいシチュエーションでしたが、「JAWS RAWウェッジ ブラック」から放たれたボールは、ピンから1mもない距離にピタリ。逆転負けやプレーオフ突入もあり得る、プレッシャーのかかる状況のなか、自身を救うパーセーブへと導いた、渾身のスーパーショットでした。
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「今日の勝ち方は、いつもとは違うものだったので、自信にもなりましたし、やっぱり強い気持ちで最後まで回るのがいちばん大事だなと、あらためて感じました。まだまだたくさん勝って、いいニュースをお届けできるように頑張りたいと思います」と、優勝インタビューで語った西村プロ。勢いに乗ったなかで、次戦は7月21~24日にフランスで開催のメジャー第4戦、「ザ・アムンディ・エビアンチャンピオンシップ」に臨み、続けて8月4~7日には、スコットランドでのメジャー第5戦、「AIGウィメンズオープン」を戦う予定となっています。今度は海外から、どんなニュースをもたらしてくれることでしょうか。ぜひ、西村プロの活躍にご期待ください。
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