「CHROME TOURシリーズ」3モデルはどう変わった?
進化した飛距離性能を試打検証!

2026.04.28

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「シンプルに飛距離性能がヤバかった」

今年リニューアルされたキャロウェイの『CHROME TOURシリーズ』を、かっ飛びゴルフ塾の代表・浦大輔に打ってもらった。浦大輔と言えば最長420ヤードの飛距離、そして予約がとれないコーチとして有名。ギアやクラブセッティングに関しても本音で語るYouTubeチャンネルが人気だ。取材のオファーをしたときは引き受けてくれるかどうかも不安だったが……。


ゴルフサプリ編集部


元々はキャロウェイのボールが好きではなかった

浦大輔はメーカーの仕事を簡単には受けない。案件でも断る男だ。GOLF TODAYも断られたことがある。今回はなぜ、キャロウェイのボールで取材を受けようと思ったのか?

「私は自分が良いと思ったクラブやボールの仕事は受けます。いくらでも話ができますから。でもダメだと思ったモノは案件でも受けません。それだけです」

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元々、キャロウェイのボールが好きだったのか?


「正直に言うとずっと好きじゃなかった。キャロウェイはドライバーやアイアンは好きですよ。『PARADYM ◆◆◆』のドライバーなんて6本買いました。でもボールは苦手。インパクトのときに独特の柔らかさがあってそれが合わなかった。『CHROME SOFT X(2022年モデル)』でも柔らかすぎると思っていました。でも、昨年フレンチブルドックの柄が入ったボールが出た。その柄が欲しくて買った。キャロウェイのボールというか“フレブルのボール”が欲しかった。その時に知った『CHROME TOUR ◆◆◆(2025年モデル)』のボールを使ってみたら『最近のキャロウェイ、こんなに良いの!?』と思ってびっくりしました」


キャロウェイは2021年にマサチューセッツ州・チコピーにあるボール工場に約55億円を投資して、設備・生産体制を一新した。それが浦大輔の印象を変えたのかもしれない。取材の4日前にもラウンドしたそうだが、そのときも『CHROME TOUR』を使っていた。


「距離もスピンもすごかった。ドライバーで1発打ったときに『こんなに飛ぶの!』と驚きましたし、スピン性能も予想以上でした。これは私の主観ですが、インパクトで重さがあるのが良かった。テニスボールを打ったときのような感覚。テニスボールって意外と硬さがある。しっかり硬さがあってヴァーンと飛ぶ。アプローチのときも重さを感じるのでフェースに乗る。ショット毎にインパクトの感触が記憶されていくので、ラウンドしながらどんどん距離感が合っていきました」


今年の「CHROME TOURシリーズ」は4年の開発期間をかけて2層の中間層を素材から一新。ボールの弾性率を約16%も高めている。中間層がばねのように弾くことでボールスピードアップを実現させた。浦大輔が感じた「テニスボールのような飛び方」はその進化が影響している。


ちなみに『CHROME TOURシリーズ』は『CHROME TOUR』『CHROME TOUR X』『CHROME TOUR ◆◆◆』があるが、どれを使いたいのか?


「それをまだ決めかねています。だから今日はドライバーとウェッジで検証していきたい」


まずはドライバーからスタート。いきなり『CHROME TOUR』で320、330ヤードの距離を連発した。

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「やっぱりいい! 多分、ドライバー(QUANTUM ◆◆◆)との相性もいいと思います。『QUANTUM』の三層フェースの感覚はちょっと独特。それがボールと合っている。テニスボールを打ったときのようにギュッと縦に細くなって、レーザービームみたいになって飛ぶ。漫画みたいなレーザービーム。バックスピンも減りすぎない」


続いて『CHROME TOUR X』。


「これはヤバい、350ヤード行った。めっちゃいい。サブイボ出る。さっきのレーザーがさらに短くなって、キューンと飛ぶ。俺の知っているキャロウェイのボールじゃない。ただ、カバーの耐久性は決して良いわけではない。耐久性ではなくて性能に全振りしている。こっちもいいな。俺はゴールド(CHROME TOUR)で十分良かったから、逆に知りたくなかったくらいいい!」


データは何が変わったのか?


「さっきの『CHROME TOUR』のときはボール初速が75、76m/sくらいだったけど、『CHROME TOUR X』になって77、78m/sになった。安定して350ヤード出ている」


最後は『CHROME TOUR ◆◆◆』。


さらに初速は上がる。これは80m/s行く。でもバックスピンが減って、ちょっとドロップ気味。打感としては他の2モデルより硬さがある。今までのキャロウェイとは真逆の印象。『CHROME TOUR』と『CHROME TOUR X』はどっちを使ってもそんなに差はない。『CHROME TOUR ◆◆◆』は明らかに違う」


『CHROME TOUR ◆◆◆』はどんな人に向いているのか?


「ティアップが低い人はシンドイ。どちらかと言えばティアップが高い人にいい。球離れが早くて、キャリーで333ヤード行った。決して、ドライバーの『トリプルダイヤモンド』を使っている人が『CHROME TOUR ◆◆◆』のボールが合うとは限らない。逆に『QUANTUM MAX』と『QUANTUM MAX D』とか出球が高いドライバーの方が、このボールは飛びそう。飛距離性能が1番高いのは『CHROME TOUR ◆◆◆』だけど、ヘッドスピード速い人のためのボールではない。かなり攻めているボール。バッキバキです(笑)」


続いてウェッジでも100ヤードと30ヤード前後のショットを打ってみた。順番は逆にして、最初は『CHROME TOUR ◆◆◆』。

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「あれっ!? 意外と普通。ドライバーの感じだともっとバキバキな感じかと思ったけど、マイルドになった。ただ、スピン量は7000、8000回転くらいなので少なめ。他の2モデルとは違う」


続いて『CHROME TOUR X』。


「スピン量は9000回転くらいに増えたけど、ドライバーほど『CHROME TOUR ◆◆◆』との差はない。30ヤードくらいで『CHROME TOUR』と比較すると、打ち出しを低くしてスピンをかけたいなら『CHROME TOUR X』で、高さを出したいなら『CHROME TOUR』。ラウンドのときは『CHROME TOUR』が良いと思っていたけど『CHROME TOUR X』もいい」


最後は『CHROME TOUR』。


「打感は違う。これは柔らかい。上から打ち込んだときの差はそんなにないけど、ボールだけを綺麗に拾ったときの打感はすごく柔らかい。30ヤードくらいなら何でも言うことを聞いてくれる。転がしてもいいし、ロブ打ってもいいし、何やっても寄ってくれる

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ドライバーとアプローチで3モデルのボールを打ち終えた浦大輔は、


「これは迷う。ただ一つ言えるのは『CHROME TOUR ◆◆◆』に関しては、女性とかヘッドスピードが速くない人に向いている『CHROME TOUR』と『CHROME TOURX』は迷う。性能的には近いものがあるから打感の好みでもいいと思う。パターでインサート系の柔らかいモデルを使っているなら『CHROME TOUR X』のが良さそうだし、削り出しなら『CHROME TOUR』が合いそう。コースによって変えてもいい。砲台グリーンなら高さを出せる『CHROME TOUR』の方が良さそうだし、普通のグリーンなら『CHROME TOUR X』の方がギュッと止まる」


最後まで迷っていた浦大輔。予定していなかった4番アイアンで『CHROME TOUR』『CHROME TOUR X』で比較した。


「ラウンドしたときに思ったのは『CHROME TOUR』はロングアイアンでもめちゃくちゃ言うこと聞いてくれる。打ち込む人が『CHROME TOUR』で、クリーンに打つ人は『CHROME TOUR X』かな。アプローチもそうだった。俺はやっぱり『CHROME TOUR』。インパクトの重みが手に残るから、ラウンドすればするほど経験値が増えていく。経験値ブーストがかかっている。逆に『CHROME TOUR X』は明日すぐスコアを出したい人に良い。アプローチでも勝手にスピンが入る。『CHROME TOUR ◆◆◆』は今より10ヤード飛ばしたい人。飛距離ブーストがかかっている」


そもそも浦大輔はボールを変えることに消極的だった。


「メーカーさんには申し訳ないけど、今までどんなボールでもスコアが出るときは出るし、出ないときは出ない。ボールの違いがそこまでスコアに影響しないと思っていました。でも、キャロウェイのボールを使おうと思ったのは明らかに性能が抜きん出ていたから。このボールならスコアも飛距離も変わると思いました。自分の話で申し訳ないけど『CHROME TOUR』にしてから久しぶりに良いスコア出た。東京よみうりCCでラウンドさせてもらって前半が31、後半が35。ドライバー、アプローチも良かったし、ロングアイアンであれだけ自分が思った通りのボールが打てたことはない。10年くらい別のメーカーのボールを使っていましたけど、このボールなら変えたいと思いました」

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かつてキャロウェイのボールが好きではなかったという浦大輔は、


「結構そういう人いると思いますよ。ドライバー、アイアンはキャロウェイだけど、ボールは他のメーカーを使っている人。でも、今回の『CHROME TOURシリーズ』は本当に変わった。これは3モデルを1スリーブずつ買って試してみてほしい。僕は『CHROME TOUR』でしたけど、意外と『CHROME TOUR ◆◆◆』が好きな人もいると思います。このボールは飛距離性能が高いけど、ディスタンス系ボールみたいな安っぽい感じは一切ない。ちゃんとツアーボールの打感・性能を持っている。だからヘッドスピード40m~45m/sくらいの人には1番良いかもしれません」


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